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医薬発 第0207006号
平成14年2月7日

財団法人 化学及血清療法研究所理事長 殿

厚生労働省医薬局長


血液凝固第VIII因子製剤の安定的な確保について


 血液事業につきましては、平素より特段の御尽力を賜り厚く御礼申し上げます。
 さて、厚生労働省においては、バイエル薬品(株)が輸入・販売している遺伝子組換え血液凝固第VIII因子製剤の出荷一時停止等の問題に関連し、国内における血液凝固第VIII因子製剤の安定供給に係る協力を依頼してきたところです。
 今般、平成14年2月1日に開催された薬事・食品衛生審議会血液事業部会において、バイエル薬品(株)によるコージネイトFSの輸入が開始されたことを踏まえ、血液凝固第VIII因子製剤の安定供給確保方策について改めて審議された結果、当分の間、引き続き貴所等主要3社は、生産又は輸入について最大限の増量が必要であるとされました。
 また、同部会において、貴所の生産体制に関し、「引き続き最大限原料血漿を使用して製造することとするが、在庫量増大により破棄の可能性が生じることから、原料血漿の有効利用を確保する観点から、一部を中間体で保管する」ことについて了解されましたので、これらを踏まえ、今後の生産体制を十分検討されるようお願い申し上げます。併せて、引き続き今後の供給見通し等について、当局担当課に随時詳細を報告されるようお願い申し上げます。
 なお、同部会における了解事項は別添のとおりですので、その内容について了知願います。
 おって、平成13年9月5日付け医薬発958号「血液凝固第VIII因子製剤の安定的な確保について」は廃止します。


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