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医薬発第 957 号
平成13年9月5日

日本赤十字社社長 殿

厚生労働省医薬局長


血液凝固第VIII因子製剤の安定供給に係る協力依頼について


 血液事業につきましては、平素より特段の御尽力を賜り厚く御礼申し上げます。
 さて、厚生労働省においては、バイエル薬品(株)が輸入・販売している遺伝子組換え血液凝固第VIII因子製剤の出荷一時停止等の問題が生じた後、国内における血液凝固第VIII因子製剤の安定供給確保を第一と考え、平成13年7月2日付け医薬発第710号厚生労働省医薬局長通知により、本製剤の安定供給に係る協力を依頼したところであります。
 今般、各社の報告に基づき、平成14年末までの血液凝固第VIII因子製剤の需給について詳細な見通しが明らかとなったことに伴い、平成13年8月31日に開催された薬事・食品衛生審議会血液事業部会において、国内の最大生産を継続し、安定供給を確保するため、成分献血を中心とする献血を一層推進し、必要量の凝固用原料血漿を確保できるよう努めるべきことについて了解されました。
 つきましては、引き続き献血の受入れ体制の整備、製造に必要な凝固用原料血漿の確保について御配慮いただきますようお願い申し上げます。
 また、同血液事業部会においては、供給が安定するまでの暫定措置として、原料血漿貯留保管期間を4か月以上とすることについて合意されましたので、これにより貴社及び(財)化学及血清療法研究所が今後継続して血液凝固第VIII因子製剤を最大限生産できるようお願い申し上げます。
 なお、平成13年7月2日付け医薬発第710号厚生労働省医薬局長通知「血液凝固第VIII因子製剤の安定供給に係る協力依頼について」は廃止します。


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