厚生労働省:第2回「インターネット等による医療情報に関する検討会」
〜医療における情報提供について〜
消費者への医療情報提供:アメリカの最新事情
2002年7月3日
(株)富士通総研 経済研究所
主席研究員 松山幸弘
matuyama@fri.fujitsu.com
医療情報の提供者は多彩
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アメリカの主要医療機関がIHNに参加
IHNの市場シェア ⇒ |
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IHNの数 1995年 291 ⇒ 2002年 602(約9割が非営利) 参加している急性期ケア病院数の平均 6
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(出所)SMG社 [IHN100] 2002年版 |
アメリカの医療機関におけるインターネットの利用目的
(出所)HIMSS(医療情報管理システム協会) 2002年調査結果 |
ベンチマーク対比での医師のパフォーマンス評価
医師間のパフォーマンス比較
ベンチマークデータは全米、州、IHN自身の3種類
〜センタラの場合〜
(1)全米レベルのもの
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(2)州レベルのもの
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(3)IHN 自身のもの
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医師評価の主目的は向上心を刺激して育成するため
診療専門科グループごとに数名の代表を選び医師自らが臨床プロトコル(標準的医療行為)を作成 ↓ 啓蒙と実践 ↓ 各医師のベンチマーク対比評価成績表を定期的に作成 ↓ 臨床指導医が医師ごとに問題点、改善点を指摘してスキルアップ
↓ 医師が有益と支持する評価情報データベースは自己増殖し続ける |
医療情報テクノロジーの将来予測 2002〜2006
HIMSS(医療情報管理システム協会)によるアンケート調査結果
〜回答者は医療情報の専門家〜
賛成回答の割合 | |
質問(1) 5年以内に、医師のオフィスの3分の1が患者に対してオンライン予約システムを提供すると思うか? |
44% |
質問(2) 5年以内に、患者のプライバシー漏洩に対する心配が小さくなり、医療に必要という理由で患者が自分の医療情報が関係者間で共有されることの必要性を受け入れるようになると思うか? |
25% |
質問(3) 病院や医師を選択するにあたり消費者がHealthGrades. Com の「5つ星ランキング」ようなオンライン評価システムを利用するようになると思うか? |
40% |
医療情報提供のあり方検討に対する示唆
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