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資料6
政府管掌健康保険のレセプト点検調査


1.レセプトの電子媒体(DVD)化

○ 平成14年7月を目途に、外部に委託してレセプトの基本情報(=被保険者証記号番号、医療機関コード等)を磁気媒体(DAT)に、レセプトの画像を電子媒体(DVD)に収録し、これらをレセプト点検事務センターに設置されるレセプト情報管理システムで管理する仕組みを導入する予定。

○ これにより、従来、手作業で行われてきた被保険者ごとや医療機関ごとのレセプトの抽出、配列等の事務を機械で処理することが可能になり、より効率的かつ効果的な縦覧点検の実施に資するものと期待されるところ。

(注) 縦覧点検

 診療、投薬、検査等の算定内容等を点検する内容点検のうち、同一の被保険者又は医療機関に係る数か月分のレセプトを突合して算定内容の重複の有無等を点検するもの。

事務処理の流れのイメージ

事務処理の流れのイメージ

(注)  資格点検用データ、DAT及びDVDは、OCR処理により作成される。ただし、手書きレセプトについては、資格点検用データ及び基本情報は、パンチ入力により作成される。


2.レセプト点検調査の実施状況

(単位:千件・百万円)
区分 平成9年度 平成10年度
件数 金額 件数 金額
保険給付費 一般分 302,534 4,045,957 304,675(0.7) 3,756,771(△7.1)
老人分 40,630 1,397,799 43,877(8.0) 1,403,662(0.4)
343,164 5,443,756 348,552(1.6) 5,160,433(△5.2)
再審査容認等 一般分 3,939 72,580 4,221(7.2) 68,429(△5.7)
老人分 878 28,995 943(7.4) 30,138(3.9)
4,817 101,575 5,164(7.2) 98,567(△3.0)
備考
 

○ 社会保険事務所(312ヶ所)ごとに行っていたレセプト点検調査を都道府県ごとに設置したレセプト点検事務センター(56ヶ所)に集中。

○ レセプト点検調査員を増員(370名→744名)。


区分 平成11年度 平成12年度
件数 金額 件数 金額
保険給付費 一般分 306,463(0.6) 3,710,502(△1.2) 308,798(0.8) 3,689,396(△0.6)
老人分 46,222(5.3) 1,323,450(5.7) 47,686(3.2) 1,388,271(4.9)
352,685(1.2) 5,033,952(2.5) 356,484(1.1) 5,077,667(0.9)
再審査容認等 一般分 4,476(6.0) 72,369(5.8) 4,586(2.5) 74,416(2.8)
老人分 1,061(12.5) 33,858(12.3) 1,076(1.4) 32,851(△3.0)
5,537(7.2) 106,227(7.8) 5,662(2.3) 107,267(1.0)
備考
○ 保険給付審査医師等を設置。各レセプト点検事務センターにおいて医師1名、歯科医師1名及び薬剤師1名を委嘱。  

(注1)保険給付費は、3〜2月診療分。
(注2)括弧内は、対前年度伸び率(%)。



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