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放課後児童クラブの事故報告について

事務連絡
平成24年11月9日

都道府県
各 指定都市 児童健全育成担当係 御中
中核市

厚生労働省雇用均等・児童家庭局
育成環境課健全育成係

放課後児童クラブの事故報告について

 放課後児童健全育成事業の推進につきましては、かねてより種々ご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
 平成23年10月1日から平成24年9月30日までに各自治体から報告のあった事故の内容について、別添1のとおりとりまとめましたので送付します。
 なお、今回の事故情報を踏まえ、事故防止のためのポイントを別添2に添付しましたので、今後とも放課後児童クラブの適切な運営にご配慮いただきますようお願いします。
 また、都道府県におかれましては、管内市町村に周知いただきますようお願いします。

<主なポイント>

  • 報告件数は、227件。(33都道府県)
  • 負傷等の内容は、骨折が大多数を占める。
  • 下校途中クラブに向かう際に、右折してきた車が歩道を歩いていた児童の列に突っ込み児童が車の下敷きになるという死亡事例が1件あった。
  • 負傷した児童の学年は、1年生が最も多く、学年が上がるにつれ少なくなっている。
  • 事故の発生場所は、校庭などの屋外、体育館・遊戯室などの屋内といった児童が活発に活動する場所で多く発生している。
  • 事故の原因は、集団遊び中の転倒によるものが最も多く、次いで遊具からの転落によるものが多い。

別添1

1.事故報告概要

 放課後児童クラブ(児童福祉法第6条の3第2項に規定する放課後児童健全育成事業)に おいて発生した「死亡事故や治療に要する期間が30日以上の負傷や疾病を伴う重篤な事故」で、平成23年10月1日から平成24年9月30日までに自治体から報告のあったものを集計。

(1)報告件数

 33都道府県、227件

(2)負傷等の内訳

内訳 骨折 歯の破折 打撲・ねんざ 死亡 その他 合計
件数 182件 12件 23件 1件 9件 227件
割合 80.2% 5.3% 10.1% 0.4% 4.0% 100%

(3)学年別

学年 1年生 2年生 3年生 4年生 5年生 6年生 合計
児童数 87人 64人 55人 16人 4人 1人 227人
割合 38.3% 28.2% 24.2% 7.0% 1.8% 0.4% 100%

(4)場所別

場所 校庭などの屋外
(敷地内)
体育館・遊戯室
などの屋内
クラブ室・廊下
などの屋内
公園などの屋外
(敷地外)
合計
件数 130件 40件 40件 17件 227件
割合 57.3% 17.6% 17.6% 7.5% 100%

(5)事由別

事由 集団遊び中の転倒等 遊具からの転落等 球技中の転倒等 階段などにおける転倒・転落等 児童同士のふざけあい等 車との接触 その他 合計
件数 61件 54件 43件 31件 15件 4件 19件 227件
割合 26.9% 23.8% 18.9% 13.7% 6.6% 1.8% 8.4% 100%

2.事故発生の主なケース

  • 集団遊び(おにごっこ、かくれんぼ等)中の転倒。
  • 遊具(鉄棒、すべり台、うんてい等)からの転落。
  • 球技(サッカー、ドッジボール等)中の他児童との衝突、転倒。
  • 施設内を走る、階段や段差につまずくなどによる転倒。
  • 他児童から押される、蹴られる、足を掛けられるなど、児童同士のふざけあいによる転倒。
  • 帰宅中やクラブに向かう途中における車との接触。
  • 雑巾がけ時等に体のバランスを崩して転倒。
  • 入退室時に、他児童と出会い頭に衝突。

別添2

事故防止のためのポイント

遊具の使用ルール・適切な使用方法について指導を徹底する。

  • ブランコから途中で飛び降りる、うんていの上に登り落下するなど遊具本来の目的とは異なる使用方法により発生した事故がある。屋外遊具の適切な使用方法を指導しておくことが必要である。
  • 特に、1年生はクラブの生活や環境に十分に順応できていないうちに、適切な使用方法を知らないまま遊具等を使用している中で事故が発生しているとも考えられるため、1年生の遊具使用に当たっては、適切な使用方法や安全上の留意点などを事前に指導しておくことや児童の年齢や発達状態に応じた遊びの環境を提供していくことが必要である。

集団生活の場としての環境を整える。

  • テレビ台からテレビが落下した、壁面の突起物に衝突した、クラブ室内で荷物につまずき転倒したなど、設備の不具合や室内の整理整頓の不備が事故に繋がることもある。屋内環境の安全性について常に点検し、整理整頓に努め、不具合があった場合には早急に補修等をすることが必要である。
  • 混雑した状況でおもちゃの取り合いをして他の児童と接触した際に怪我をしたなど、集団生活をする上での見通しを持った過ごし方を示し、守るべきルールを作っておくことで防げる事故もある。子どもたちが安全に過ごすための集団生活のルールや見通しを持った過ごし方を子どもたち示し、理解させることが必要である。

安全に関する指導を徹底する。

  • 交通安全については、関係機関と協力して交通安全指導を行うなど、指導員は保護者や関係機関と協力して児童への交通安全に関する指導を徹底することが必要である。
  • 「放課後児童クラブ(児童館)への来所・帰宅時における安全点検リスト」の活用などによって来所・帰宅時の安全を徹底することが必要である。

事故が発生した場合の対処方法を事前に準備しておく。

  • 児童の活動において予想される事故や怪我の防止に万全を尽くすことが一番大切であるが、万が一、事故や怪我が発生した場合の対処方法(応急処置を含む。)についても、事前に十分な想定訓練と準備をしておくことが必要である。
  • 発生した事故や事故に繋がりそうな事例は、発生までの経緯や事故後の対応等の情報を指導員間で共有し、対策の在り方を探ることで、類似の事故を未然に防ぐことに活かされる。軽微な事故や結果的に事故にならなかった事例であっても、一歩間違えれば重大な事故に発展していた可能性もあるので、こうした情報の収集・分析に努められたい。

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