風しんの感染予防の普及・啓発事業

なぜ大切?風しんワクチン

なぜ、風しんワクチンは大切なのでしょう?

風しんは感染力が高いため、風しんにかかってしまったときはお腹に赤ちゃんを宿している女性へうつさないよう、その赤ちゃんが先天性風しん症候群にならないよう、みんなで一緒に風しん対策していくことが大切なのです。 風しんワクチンは、「将来のママ」へそして「未来の赤ちゃん」へ家族、職場…、みんなからの「安心のプレゼント」でもあります。

風しんワクチンが必要な、5つの「!」な事実。
この5つには、妊娠している女性だけじゃなく、家族やまわりにも理解して欲しいことがあります。
本人が「十分な抗体を持っていない」と知らない場合があります。

平成25年度の国の調査では、20〜40代の男性の約12.3%(20代 約6.1%、30代 約15.8%、40代 約16.3%)が風しんへの抗体を持っていませんでした。この約12.3%という数は他の年代よりも高い割合であり、風しんの抗体を持っていない女性よりも多い数字になります。平成2年4月2日以降に生まれた人は2回、ワクチンを受ける機会がありましたが、それより年齢が上の人は受けていても1回。そして、昭和54年4月1日以前に生まれた男性は1回もその機会がなかったのです。
過去に「風しんにかかったことがある」と考えている人のなかには、実際にかかったのは「麻しん(はしか)」などの別の病気で、風しんの免疫がない人も少なくありません。風しんにかかったかどうかや、ワクチンを受けたことがあるか曖昧な場合は、風しんの予防対策を検討しましょう。

あなたは何年生まれですか?風しんワクチン接種状況チェック!

生年月日など ワクチン接種の状況
昭和37年4月1日以前生まれの男女 定期接種が行われていませんでしたが、大半の人が自然に風しんに感染することで免疫があります。
昭和37年4月2日〜
昭和54年4月1日以前生まれの男性
中学生の時に女性のみを対象として、学校で集団接種が行われていたため、自然に風しんに感染する機会が減少しましたが、男性は定期接種制度が行われていないので、風しんの免疫がない人が多い世代です。
昭和54年4月2日〜
昭和62年10月1日生まれの男女
男女とも中学生の時に予防接種を受ける対象になっていましたが、中学生のときに個別に医療機関で予防接種を受ける制度であったため、接種率が低く、風しんの免疫がない人が多い世代です。
昭和62年10月2日〜
平成2年4月1日生まれの男女
男女とも幼児のときに予防接種を受ける対象となり接種率は比較的高いのですが、自然に風しんに感染する機会がさらに減少したため、接種を受けていない人には風しんの免疫がない人が比較的多い世代です。
風しんが流行した際、感染した本人が気付かずにまわりにうつしてしまうことがあります。

風しんの潜伏期間は2〜3週間(平均16〜18日)ですが、ウイルスに感染しても明らかな症状がでることがないまま免疫ができてしまう人が15〜30%程度いると言われています。
これは、風しんに感染しても、軽症だったり症状がでなかったりして自覚できない人がいることを意味しています。 そして、ここで重要なのが、風しんはくしゃみや咳などで飛び散った唾などによって「飛まつ感染」するということ。 風しんにかかった人が知らないうちに、同居の家族や職場などの周囲の方に風しんウイルスをうつしてしまう可能性があるのです。

平成23年から、海外で感染して帰国後発症する輸入例が散見されています。

平成24年以降の流行において、風しん患者から検出された風しんウイルスを解析すると、東南アジアや中国などで流行しているウイルスと同じ遺伝子型の風しんウイルスが日本で流行しており、「渡航者を通じて、海外の流行地域から風しんウイルスが国内に持ちこまれたことが、流行のきっかけとなった」と考えられています。実際に、平成23年にアジアで大規模な風しん流行が発生し、海外で感染を受けて帰国した後に風しんを発症する成人男性と、職場での集団発生が散発的に報告されるようになりました。

  • 海外等で風しんが流行している地域へ出張することが多い職場
  • 海外等で風しんが流行している地域からの人材の受け入れの機会が多い職場

上記の職場に家族が勤めている場合は、特に国内外の風しん流行状況を把握しておくことが重要です。 国内の流行状況については、国立感染症研究所感染症疫学センターホームページ、海外情報については、厚生労働省検疫所ホームページをご参照ください。

治療法がない先天性風しん症候群。予防には、風しんワクチンを受けることが最も重要です。

先天性風しん症候群は、それ自体の治療法がありません。
その予防のためには、妊娠を予定または希望する女性は、妊娠前に風しんワクチンを受け、風しんの免疫を獲得しておくことが最も重要です。また、妊婦への感染の可能性を減らすため、妊娠後に風しんの免疫が十分でないとわかった場合は、妊婦の周囲にいる夫や家族、職場の同僚なども風しんにかからないよう、風しんワクチンを受けておくことをお奨めします。

妊娠したら風しんワクチンは接種できません。

妊娠中の女性は風しんワクチンを受けられないため、特に流行地域においては、抗体を持たないまたは低い抗体価の妊婦の方は、可能な限り人混みを避け、不要不急の外出を控えるようにしてください。また、風しんの免疫が十分でない妊婦の周りにいる方(妊婦の夫、子ども、その他の同居家族等)は、妊婦への感染を避けるため、風しんの免疫が十分と確認できた方以外は、任意での予防接種を受けることをご検討のうえ、風しんを発症しないように予防に努めてください。

妊娠中の方で、風しんに対する十分な免疫がない方は、風しんの感染を避けるために、
次のようなことに注意して生活してください。

  • 妊娠中はできるだけ人混みを避ける
  • 夫や同居している家族などにはすぐに風しんワクチンの接種を検討してもらう
  • 自分や家族、職場の人などが風しんとわかったら、かかりつけの医師に相談する
  • 出産後、できるだけ早く、風しんワクチンの検討を
風しんワクチンが大切な理由、そしてみんなでする風しん対策が大切な理由、おわかりいただけたでしょうか?

家族や職場、友人に妊娠した女性はイませんか?一人ひとりが意識すれば守れる未来の赤ちゃんがいます。みんなで「想いのカタチ」、風しんワクチンを。

風しんの予防接種は、はしか(麻しん)も一緒に予防できる「麻しん風しん混合(MR)ワクチン」を受けることをお奨めします。

例えば職場での風しん予防対策。
社会全体の風しん感染拡大防止にもつながります。

風しんのこと、先天性風しん症候群のこと。その症状を知らない人があなたのまわりにもいるかもしれません。みんなで意識を高めて、1人でも多くの人に抗体検査やワクチン接種など、風しんの適切な予防対策を。

ポスターなど、ダウンロードしてご活用いただけるツールは→こちら

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