ホーム > フォトレポート > フォトレポート(平成26年) > 「中国残留邦人等への理解を深めるシンポジウム」を開催しました。

フォトレポート

「中国残留邦人等への理解を深めるシンポジウム」を開催しました。

写真(2014年2月8日)

2014年2月8日
仙台市太白区文化センター「楽楽楽ホール」(宮城県仙台市)
「中国残留邦人等への理解を深めるシンポジウム」を開催しました。

 厚生労働省が毎年各地で開催している「中国残留邦人等への理解を深めるシンポジウム」が、今年は宮城県仙台市で開催されました。
 このシンポジウムは、終戦前後の混乱のなかで日本に引き揚げることができず、引き続き中国や樺太の地域に残留することを余儀なくされ、ようやく帰国した後も言葉の壁や生活習慣の相違または高齢化の進展など、多くの困難を抱えている中国残留邦人の方々の苦難の人生や現状などについて、地域住民の方々に理解を深めていただくことを目的として行われているものです。当日は、雪が降り積もるなか、400名を超す大勢の方々がご来場されました。
 シンポジウムの冒頭、古都審議官が「中国残留邦人の方々が老後を安心して暮らしていくことができるよう、満額の老齢基礎年金や支援給付のほか、今年の10月1日からは、中国残留邦人ご本人が亡くなられた場合にも、残された配偶者の生活を支えるため、新たに配偶者支援金の支給が始まります。中国残留邦人の方々が「日本に帰ってきて良かった」と心から実感していただけるような支援に、今後とも全力で取り組みます」と田村厚生労働大臣からの挨拶を代読しました。
 今回は、地元仙台市のシニア劇団「まんざら」の皆さんにより、終戦後、旧満州で子を預けざるを得なかった母の苦悩や、母と子の絆を描いた演劇「花いちもんめ」が上演されるとともに、パネルディスカッションでは、東北(岩手県、宮城県、山形県)在住の中国残留邦人の方々より、「目標を持って生活すること」、「自ら地域活動に参加すること」、「年齢にかかわらず日本語を学ぶこと」など、さまざまな意見をいただきました。
 厚生労働省では、中国残留邦人の方々が、地域社会の一員としていきいきと暮らすことができるように、身近に日本語を学ぶ場や地域住民の方々と交流を深める機会を提供する支援を行っています。より多くの人が中国残留邦人の方々やそのご家族の良き理解者となり、地域での支援の輪がさらに広がっていくことを願い、今後も支援を継続して実施してまいります。ご理解、ご協力ならびに温かいご支援をお願いします。
(社会・援護局援護企画課中国残留邦人等支援室)

 当日の映像は、こちらをご覧ください。

写真(2014年2月8日)
大臣メッセージを代読する古都審議官

写真(2014年2月8日)
シニア劇団「まんざら」による「花いちもんめ」の上演の様子

写真(2014年2月8日)
当日のパネル展示の様子

ホーム > フォトレポート > フォトレポート(平成26年) > 「中国残留邦人等への理解を深めるシンポジウム」を開催しました。

ページの先頭へ戻る