1年前、高1のときに、教室で突然、何の前触れもなく、心臓がバクバクしてきて息が詰まったんです。カラダがグラグラになって、自分が抜け出してしまう、死んでしまう…っていう恐怖に襲われました。
そのときは保健室で横になっていたら落ち着いたんですけど、1ヵ月後くらいに、今度は外の人ごみで倒れちゃって、救急車で病院に運ばれました。
心臓の病気かと思ったら、こころが関係してた
心臓病かもしれないと思って怖くなって、最初、内科に行ったんですけど、検査では異常がなくて。近くのメンタルクリニックを教えてもらって、そこで初めて、「パニック発作」っていう言葉を知ったんです。
初めは「カラダがおかしいのに、なんでメンタルクリニックに?」って思いました。でも先生の話を聞いているうちに、カラダとこころって、本当につながってるんだなあって。こころが不安定だと、カラダの調子も悪くなったりするんですよね。
私って怖がりで、犬とかも苦手なんです。去年は転校してきたばかりで、毎日不安だったから、そのせいでパニックになったのかも、って先生に言われました。
助けてくれる人がいるとわかってよかった
薬をのむようになって、発作は出なくなりましたよ。「また起きたら…」と思っただけでドキドキして、外に出るのが怖かったんですけど、少しずつリラックスできるようになってきました。
今は、同じクラスの子と一緒に登下校してます。「発作が起きても大丈夫」って言ってくれて安心です。
みんなの前で倒れたときは、どうしようと思ったけど、まわりに助けてくれる人がいるってわかったから、よかったのかもしれないですね。
→ヘルプノート「不安障害」