表2 パニック発作の診断基準
強い恐怖または不快を感じるはっきりと他と区別される期間で、その時、以下の症状のうち4つ(またはそれ以上)が突然に発現し、10分以内にその頂点に達する。
- 動悸、心悸亢進、または心拍数の増加
- 発汗
- 身震いまたは震え
- 息切れ感または息苦しさ
- 窒息感
- 胸痛または胸部不快感
- 嘔気または腹部の不快感
- めまい感、ふらつく感じ、頭が軽くなる感じ、または気が遠くなる感じ
- 現実感消失(現実でない感じ)、または離人症状(自分が自分でない感じ)
- コントロールを失うのではないか、または気が狂うのではないかという恐怖
- 死ぬのではないかという恐怖
- 異常感覚(感覚まひまたはうずき感)
- 冷感または熱感
高橋三郎、大野 裕、染矢俊幸(訳):
DSM-Ⅳ-TR精神疾患の分類と診断の手引き.pp171-174、医学書院、東京、2002より引用・一部改変