定例事務次官記者会見概要

(H20.03.27(木)14:00〜14:03 省内会見場)

【広報室】

《次官会議等について》

(次官)

今日の次官会議での厚生労働省関係の案件ですが、政令が1本かかっております。「健康保険法施行令等の一部を改正する政令案」でありまして、健康保険法等の一部を改正する法律の一部の施行に伴い、健康保険法施行令その他の関係政令において、高額介護合算療養費等の支給要件及び支給額を定めるとともに、高額療養費の算定基準額を見直すほか、所要の経過措置を定めるという内容のものであります。私からは以上です。

《質疑》

(記者)

昨日、自民党の中に基礎年金の全額税方式を求める議連が発足しまして、120人ほどが参加されているようですけれども、与党内でもそういう税方式を求める意見が本格化していることに対してどのように受け止めていらっしゃいますか。

(次官)

年金制度のあり方についていろんな形で議論が行われるということは、大変良いことだと思っております。与党の中でもいろんな意見があると思いますし、また、政党間でもいろんな意見がありますし、これは、いろんな形で議論が高められて制度のあり方が議論されることは大変よろしいことだと思います。また、内閣としても総理の下に社会保障国民会議が設けられました。これもまた議論の枠を制限することなく年金制度だけではなくて、社会保障全体について積極的な議論をしてもらうというようなことになっております。こういう議論を経て一つ方向が定まってくればよろしいことではないかと思っております。

(記者)

来週から新しい年度ですけれども、メタボ健診であるとか、後期高齢者医療制度とか新しい制度が始まりますが、いろいろ不安を訴える声も出ていますけれども、それについてどのように考えていらっしゃいますか。

(次官)

平成18年の医療制度、医療保険関係の改正がありまして、いよいよこの4月から実施ということになります。これまでも実施に向けての準備を関係部局から都道府県、あるいは関係団体等にお願いをしてきたところであります。また、4月に向けて更にもう一度、実施の円滑化に向けて努力をお願いする、あるいは注意を喚起するということをしていきたいと思っております。今回の医療保険の改正というのは先をみた、意欲的な中身があるわけでございまして、関係者が力を合わせて円滑な実施ができればと思っております。

(了)


トップへ