定例事務次官記者会見概要

(H19.11.29(木)14:02〜14:09 省内会見場)

【広報室】

《次官会議等について》

(次官)

今日の次官会議ですけども、厚生労働省関係の案件は特にありません。それから、次官会議で二橋副長官から綱紀粛正に絡む話がありました。正確な言葉遣いではありませんので、趣旨ということになりますが、今般、事務の最高責任者が逮捕の事態に至ったということは遺憾であり、あってはならないことだということと、総理が所信表明演説の中で、公務員倫理の関係で、ちょっと私確認していなくて申し訳ないのですが、自己に恥じることがないようという趣旨のことを言われたのでありますけれども、この言葉を再度胸に刻んで、各次官が先頭に立って綱紀粛正、倫理の向上に全力を挙げてもらいたいという話がありました。

それから、次官会議が終わりました後、省エネルギー省資源対策推進会議が開かれまして、冬に向けて省エネ対策の国民運動を進めていこうということで、資源エネルギー庁を中心に説明がありました。

会議はそういうことでありますが、私の方は今、予算の時期に入ってきましたので、2200億円の縮減問題を含め、頭が痛い状況にあるということでございます。どうぞご質問がありましたら。

《質疑》

(記者)

フィブリノゲンの資料問題に関する調査プロジェクトチームですが、月内にということだったのですけれども、明日最終報告という形になるのでしょうか。

(次官)

明日報告をすべく進めていると聞いています。

(記者)

次官のおっしゃったシーリングの問題ですけれども、その財源というわけではないのでしょうけれども、いわゆる被用者保険の保険者間の財政調整の問題、この進捗状況というのを教えていただければと思うのですが。

(次官)

社会保障審議会の医療保険部会だったでしょうか、この問題を議論していて、なかなか議論が多いということであります。ただ一方で、総理が来年度予算編成については当初方針どおりに進めたいという発言をしていますし、そういう意味では、自然増の中から2,200億円の削減を考えざるを得ないと。薬価調査の結果は先般発表されたと思いますが、そういうようなことをもってしてもなお、2,200億円には相当開きがありますので、健康保険の財政調整の問題については、なお、実現に向けて我々としては最大の努力をしたいと思っております。まだ見通しがあるわけではありません。努力を続けて、なんとかゴールに辿り着くしか道がないという、そんな気持ちでいるということであります。歳出圧力はなかなかきついですね。特に、診療報酬改定の議論も、昨日ですか、中医協でもなされたということで報告があったと思います。財源を手当てしてということですけれども、まさに財源が、穴が埋まらない状態なものですから、その手当てのところまでなかなか行き届かない状況なので、この問題についても、まだ先の見通しが十分立っていないという状況にあります。

(記者)

本日、大臣が記録問題について、官邸に行ってご説明されたということなのけれども、12月中旬に報告というふうな、名寄せの状況についてご報告があるというふうに伺っているのですが、現時点で進捗状況について、次官はどう見ていらっしゃるかということをお伺いしたいのですが。

(次官)

現在は一次名寄せの作業を順次進めているわけであります。それから、524万件の記載不備の記録についての穴埋めも行っていると。並行して作業が進んでおりますが、それとあわせて、かねてから5,000万件の全体構成というのでしょうか、検証委員会でもサンプル調査をして、5,000万件の中身はこういう状態ではないかというのがありましたが、私どもとしてもある程度サンプル調査をして、その構成がどういう中身であるのかと、名寄せして発送していく時には、サンプル調査ですから精緻なということではありませんが、全体の概要がわかるような説明をあわせてしていく必要があると思って、作業を進めてもらっています。

(記者)

サンプル調査自体は独自にやっていらっしゃると。

(次官)

やっているはず、進んでいるはずですが、それがどこまで進んで、どうなっているかということについては、まだ報告を受けておりません。おそらく、中旬ぐらいまでかかる作業を、今、やっているのではないかと思っております。

(記者)

サンプル数は大体どれぐらい。

(次官)

数は確認していないのですが。

(了)


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