定例事務次官記者会見概要

(H19.10.18(木)14:01〜14:08 省内会見場)

【広報室】

《次官会議等について》

(次官)

今日、次官会議はありましたが、厚生労働省関係でかかった案件はありません。それから、今日は総理に、時間があるということもありまして、午前中に年金記録問題とか高齢者医療とか当面の厚生労働省関係の懸案事項の説明をしてきました。私の方からは以上です。

《質疑》

(記者)

その件ですが、総理から何か指示といいますか、ございましたでしょうか。

(次官)

説明した案件は6件でして、年金記録問題、高齢者医療負担の関係、それから、障害者自立支援法の動き、基礎年金の国庫負担の関係、肝炎と原爆症を説明しました。案件も多かったこともありまして、大体説明の内容を聞いて、特段何かについての指示ということはありません。

(記者)

肝炎の関係ですが、2002年に公表された症例一覧表というものがあって、それには名前は書かれていないんだけれども、製薬会社の名前を、一部か全部かは分かりませんが、把握していた。その件について厚生労働省も把握していたという話が出ていますが、このことについての対応はどのようにお考えでしょうか。

(次官)

フィブリノゲンを使っている医療機関名を調べた時の話ですね。それに出てきた報告書に添付していた資料じゃないかと思うのですが。

(記者)

フィブリノゲンを投与されて肝炎になった方の症例一覧。

(次官)

400名余りの話ですね。それについては、大臣の指示を受けまして会社側に事実関係なり対応なりについて指示をする方向で今動いているところです。できるだけ早く会社側に会社として把握したことについての事実関係、それとそれを受けての会社側の対応について報告を求める方向で動きたいと思っております。今それで会社側と接触しようとしているところです。

(記者)

もう接触している。

(次官)

まだしていないです。

(記者)

2002年に昨日の民主党の部会の中で厚生労働省側が国も知っていただろうと思われますというような発言がありましたが、厚生労働省が本当に知っていたのかどうかという部分を調査されるおつもりはありますか。

(次官)

当時の事実関係ですので、当時の担当者に確認しないと分からないと思うのですが、そこは事実関係の把握に努めたいと思います。

(記者)

聞き取りなどをされる予定があるということでいいですか。

(次官)

そうですね、何らかの形で。報告書に添付されていた資料から見て、企業は知っていたのではないかと推測されるというようなことだと思うのですが、そこは、現段階での推測にすぎないわけですので、事実関係はどうだったかということは、確認しないとわからない。その確認はしたいと思っているところです。

(記者)

九州厚生局長の新たな疑惑の調査ですけれども、大臣は、今週末というか明日までに処分も含めて何らかの対応をしたいということでしたが、今現在はどういう状況になっているのでしょうか。

(次官)

本人と、それから相手側ですね、それぞれについて調査をしているというのでしょうか、事実関係の把握をしているという状況で、まだ、両者の言い分こういうことで整理がされたという報告までは受けておりません。調査の最中です。

(記者)

明日までに処分も含めて間に合うのでしょうか、必要であればですけれども。

(次官)

まずは事実関係を把握しないと。処分というのがなかなか、もう退職してしまっている人ですから、どういう対応ができるかということだと思いますけれども、それはまず事実関係を把握しないと、何とも答えようがありません。その把握をしている最中であるということです。

(記者)

既に局長から話は聞いている。

(次官)

局長の方からは接触を取っている概略の話は聞いていると聞いていますが、相手方の施設を経営しているサイドの方からは、まだ接触が取れて、こういう状況であると報告は受けておりません。そっちの方はまだではないかと思います。そういう意味では、両者の話が合うのか合わないのか、あるいは、施設側の経営者の方からどういう話があるのか、そのへんを全部把握してから、どういう対応が適当なのか考えたいということであります。

(記者)

前局長は認めているのでしょうか、そのホテル代を・・・

(次官)

前局長は、頻度とか回数とかというのは、もうこういう話ですから、うろ覚えというか、はっきりしない点もありますが、ホテルに泊まったことがあるとか、そういう話は言っています。

(記者)

肩代わりしてもらったことは認めている。

(次官)

肩代わりという、そこをどういうふうに見るかというのはちょっとありますので、数は別にして、そういう事実があることは認めているということです。泊まったことがあると、その泊まったことについて向こうが支払っているということについては認めていると、数や頻度は別にしてですね。

(了)


トップへ