定例事務次官記者会見概要

(H19.09.20(木)13:58〜14:03 省内会見場)

【広報室】

《次官会議等について》

(次官)

本日の次官会議では、特段厚生労働省関係でかけたものはありません。ご質問がありましたらお願いします。

《質疑》

(記者)

本日午前中、市民団体の方がいわゆる介護人材確保ということに関して大臣に対して緊急提言ということでおやりになったんですけれども、介護業界における介護従事者の待遇あるいは勤務条件とかそういう低さが指摘されているんですけれど、次官としてはどういうふうに現状をお考えになって、今後どういうふうに改善なり、お考えになっていくかという点について一点だけお聞かせ下さい。

(次官)

その要望書自身、私は、まだ見ておりませんので具体的にどういうことが書かれているかは、存じ上げませんが、一般的に介護従事者の業務の内容に比べて報酬が問題あるのではないかという指摘があることは、よく報道等で耳にしているところであります。介護保険制度の関係では、先般、コムスンの問題もありましたし、その在り方について、部内で検討していると聞いておりますので、今の時点で方向を申し上げることは、差し控えるべきではないかと思いますが、そういうような意見も踏まえて、きちんと検討されることを期待しています。

(記者)

先ほど、総務省で年金記録問題の検証委員会がありまして、その中で、5000万件の未統合記録のうち、氏名の無いものが524万件あると先日あったのですが、それに関連して、ワーキンググループがNTTデータさんに調べたところ、5000万件のデータの中に、氏名があるか無いかとチェックするコードが入っていて、それをすぐ調べれば、5000万件という数字を出したそのすぐ直後にでも500万くらい氏名の無いデータがあると公表できたはずだと、そのような指摘を先ほどされたのですけれども、それについてどのように考えていらっしゃるのかというのを。当時やらなかった責任とかどのように考えていらっしゃいますか。

(次官)

それは事実関係を全く聞いていないものですから、担当部局に確認をしてみたいと思います。そもそも始めから分かっていたのか、あるいは何かしら作業しないと分からないのか、そういうことを含めてちょっと確認をさせて下さい。

(記者)

自民党の総裁選挙に関係して、来年4月から予定されている医療制度改正について見直しを検討するという、凍結も含めて、そういう発言があるんですけれども、また、公明党の方も今後の政権協議において一部見直しを求めたいということを言っているのですが、こうした動きをどうご覧になっているのかということと、役所としては、やはり予定どおり制度改正を進めたいということのなのか、その辺いかがなのでしょうか。

(次官)

総裁選の公約で出ている話については、先般、舛添大臣もお答えしていまして、基本的には大臣のとおりだと思うのですが、検討するということについて、検討そのものを否定するということはできないのだろうと。ただ、一方で、法律を改正して、制度の実施に向けていろんな準備が進んでいますので、その準備の進み具合との関係でいろんな問題とか、あるいは混乱とか、起こる可能性もあるわけでして、そういう所の調整をどうするかという問題があります。これは、まだ今総裁選の最中ですので、終わったところで政府・与党とよく相談をするということであります。

(了)


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