定例事務次官記者会見概要

(H19.08.09(木)14:00〜14:05 省内会見場)

【広報室】

《次官会議等について》

(次官)

今日の次官会議は、いわゆる毒物及び劇物指定令の一部を改正する政令ということで、これは、最新の科学的知見等を踏まえて、毒物及び劇物と指定する物質を、これは定期的にやっていますけれども、見直すという内容でございます。これ以外には、当省関係の案件は、ありませんでした。ご質問があればお答えしたいと思います。

《質疑》

(記者)

原爆症の認定基準の見直し作業ですけれども、現時点の進捗状況をまずお伺いしたいのと、控訴期限が迫っている熊本の原爆症認定訴訟について国として控訴を行われるのか行われないのかということと、もう一点、同様に名古屋訴訟について控訴されるのかされないのかという点について、三点お答え頂きたいと思います。

(次官)

原爆症につきましては、総理の方から専門家の判断の下で、認定のあり方について検討し、見直しを行うようにと指示がございました。大臣はこのご指示を受けて私どもに専門家による検討の場を設けて、検討を進めるということをすみやかに行うようにという指示がありました。この指示に基づきまして、現在、まず場を設けて検討するという設けることを含めて検討中でございます。できるかぎり早い検討を進めて参りたいと考えております。それから、判決の対応、これは、訴訟は、訴訟としてという整理の下でこの見直しの検討というものを進める中で、名古屋を含めまして訴訟の結果については、これは、今までも各地裁の訴訟、まちまちな判断が出ているという中で、私ども、これをどのように取り扱うかについては、十分これから検討をしなければならないということで、その詳細は分析中であり、関係省庁とも協議の上で、方針を最終的に決めるということでございます。

(記者)

それは、名古屋も熊本も同じという。

(次官)

今出てまだ控訴の扱いの決まっていない両件、両方とも同じでございます。

(記者)

名古屋のは肝炎の方ですね。

(次官)

肝炎の方ですね。肝炎の方も検討中であるというのは、同じでございます。

(記者)

民主党が本日にも、保険料流用禁止法案と言うのですかね、要するに、運営には保険料を充ててはいけないという法案を国会に再提出するということなのですが、この法案についての次官のお考えをお聞かせいただきたいのですが。

(次官)

これはあくまでも国会で、今後、公党として、この年金記録の問題、あるいは年金の問題、どのようなご主張をされるのかという問題として、私ども政府の立場からこのことにコメントをする立場でない、あるいは、コメントをすることは差し控えるべきだと考えております。

(記者)

熊本の訴訟の件ですけれども、13日が期限になっているのですが、その日付ぐらいまでやはり検討なさる状況なのですか。

(次官)

これは、本当に関係省庁との調整もいりますので、日程的な見通しというのは、現時点で全く持っているわけではありません。淡々とよく関係省庁とも調整するという段階で、いついつというような見通しはまだ持っておりません。そもそも、中身そのものが検討中ですので。

(了)


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