定例事務次官記者会見概要

(H19.04.19(木)14:02〜14:08  省内会見場)

【広報室】


《次官会議等について》

(次官)

今日の次官会議、特に私どもの方から報告する案件はございませんでした。ご質問があればお答えしたいと思います。

《質疑》

(記者)

この前の都道府県職員向けの会議で次官が講演されたときにですね、地域の住民に対しても医療資源というのは有限なんだから適切な受診行動を求めるというような内容の資料も出されましたし、説明もあったと思うんですけれども、その辺り国がどのように取り組んでいかれるべきかと。

(次官)

基本的にそこの文書に載っていることは、今後、医療制度改革を進めるに当たっていろんな計画をつくったり見直したりする中で、まず地域住民の方の何らかの形での参加を是非求めて欲しいと、その参加をして議論を行う中でそういうことの理解が深まるようにあって欲しいと、こういう言い方をしておりまして、私どもも、国の立場から何かこう特段直接的にかかり方について訴えるということよりも自ずから、物事の考え方はそこに相当丁寧に書かせていただいたわけですね、そういう考え方を持った中でそういう住民の方々が関わり、議論する中で、そういうような議論が自然にコンセンサスとして生まれることを期待すると、そういうようなやり方で進めていただきたいと思っています。言いたいところは、国民の皆さんが本当に大切な医療資源というものと自分たちの日常生活の環境をどういう間合いで考えるか、という理解があって初めてそういうことが可能になる、一番典型的な例は資料に入れさせて頂いておりますけど、岡崎市の事例ですね、地域の父兄の小児の医療について議論があったわけですけども、地域の親御さんというか父兄の方々、あるいは医師会の先生方あるいは病院の関係者、皆で話し合う中で、ああやはり身近なところでまずかかることが大切なんだということを皆様が自分で納得されて、そしてそういう行動に出られたわけですね、そういうような形を我々は、より住民の参加っていう形で設けていただきたいと、こういうような形でPRをさせていただきたいと思います。

(記者)

PRってどういう感じなんですか。

(次官)

PRというか、少なくとも、都道府県職員向けの資料をよく読んでいただいて、この部分を大切に考えてくださいというようなことについてコメントしたいと思います。それから、好事例を紹介するというようなことがそこに書かれていると思いますが、今言いましたように、直接的にああせい、こうせいというおこがましいことではなくて、好事例を出すという形では、それも一つのPRという形でやらせていただきたいと思います。

(記者)

今日ですね、雇用保険法の改正案が国会で成立したようなんですが、これ成立がだいぶずれこんだというところなんですが、ご所見とご感想を。

(次官)

先ほど成立したという報告を受けました。本当に国民生活に大変関わりあいの深い法案でありますし、また、保険料の収納という当面の実務にも関係する部分があるだけに、この度無事成立させていただいたことに心から感謝をしております。そういう中で、保険料収納といったような、様々な第一線の実務が円滑に動きますように、直ちに施行のための作業を、本日から開始いたしたいと思います。

(記者)

成立した後、公布の日からという文言がついてるかと思うんですが、今の時点ではいつ頃になりそうでしょうか。

(次官)

まだそれは聞いておりません。公布閣議というのをやるはずですので、恐れ入ります。ともかく、可及的速やかにお願いしたいということで作業をしているはずです。ただ、成立はさせていただいたので、具体的な準備作業は本日から始めさせていただきます。

(了)


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