定例事務次官記者会見概要

(H18.10.12(木)14:00〜14:05  省内会見場)
【広報室】

《次官会議等について》

(次官)
 今日の次官会議は当省関係の案件はございませんでした。他に特段のことはありませんでした。ご質問があればお答えいたしたいと思います。


《質疑》

(記者)
 じん肺訴訟の関係で。

(次官)
 私、ちょうどここへ来る途中に歩きながら、トンネルじん肺仙台訴訟で敗訴という報告を受けました。まだ判決文を読んでいないので、敗訴という事実を聞いただけの段階でございますが、基本的に、これからよく中身を見て、関係省庁ともよく協議して、その上で、対処方針を決めたいと思います。

(記者)
 中身をまだ見ていないということなんですけれども、中身的には東京地裁とほぼ同じ判断です。昭和61年の省令制定義務違反です。そこのところで同じ判決が出ているんですけれども、また控訴するのですか。どこまで控訴を続けるのですか。

(次官)
 東京地裁はどちらか、順番は忘れましたけれども、地裁の判断自身もまた違う判断もあるんですね。敗訴ですけれども、違法であった時期が何年以降とか、その判断が割れているというようなこともございます。そういうことで、いずれにせよ私ども、現段階では、関係省庁と協議の上、方針を決めるということ以上、今内容についてコメントすることは差し控えねばならない状態にあると思います。

(記者)
 北朝鮮の制裁の件なんですけれども、こちらの厚生労働省としては、当然、検疫や輸入品の産物の対策などがあると思うんですけれども、どこら辺くらいまでが今回の対象になりうる予定、今現在、対北朝鮮ということでどういう対策を講じているのか、次官の方からご説明いただければ。

(次官)
 これは、全省庁通じてだと思いますけれども、輸入品の禁止措置が近く発動されるということと認識しておりますが、その場合に、輸入品という場合に、当省の関係で想定されますのは、一つは、海産物を中心とする食料品ですね、これは北朝鮮との関係では大変大きいと。それから、調べてみますと、眼鏡関係で若干の輸入があるそうでございます。こちらは大変シェアが低くて、そのこと自身が国民生活に影響があるとは考えられませんが、食料品の場合は、蟹やしじみなど、一定量のものが入ってきているということについて、一定の影響が国内市場に出る可能性は考えられます。ただ、北朝鮮から我が国に入ってきているもの、そのものは相当限定的なものですから、当方の関係業種、いわゆる、飲食店営業と言うのでしょうか、こういうものにどの程度の影響を与えるのかということはもう少しよく見守る必要があると思います。


(了)

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