定例事務次官記者会見概要

(H18.09.28(木)15:42〜15:47  省内会見場)
【広報室】

《次官会議等について》

(次官)
 今日の次官会議の様子をご報告申し上げます。今日は、新内閣の最初の次官会議ということで、次官会議に先立ちまして、総理、官房長官、官房副長官がお揃いになりまして、これは公開の形でございましたが、総理から内閣の方針のお話をいただきました。内容は公開されておりますが、内閣総理大臣談話の枠組みに沿ったご方針を私どもに示されました。それから、官房長官もご挨拶されたといったことがありました。次官会議自体は、私の方から当省関係でご報告するような案件はございませんでした。その後の懇談会で、的場副長官が、いわば的場副長官の下での最初の次官会議ということですけれども、「政綱五章」というものをお示しになりまして、これは内閣官制が始まった時に、伊藤初代総理がお示しになったものだそうですが、「この5つのことは現在にも通じる、参考までに」ということでございました。「官守ヲ明ラカニス」、官の守るものを明らかにするということでございますが、これは、変えるものは変え、変えてはならないものはきちんと守るという意味であるというご指摘でした。「選叙ヲ精ウス」、これは、人事を適材適所、公平に行う。後は、「繁文ヲ省ク」、「冗費ヲ節ス」、「規則ヲ厳ニス」、これは読んで字のごとしであるということで、しっかりと内閣の下で仕事をしようというお考えをお示しになりました。以上が、今日の次官会議の様子でございます。


《質疑》

(記者)
 先ほど何か枠組みに沿った談話が示されたという。

(次官)
 談話というかご方針を皆の前でお話になった。

(記者)
 少し差し支えがなければ、簡単に。

(次官)
 基本的に人口減少の局面でも経済成長は可能だという、その基本的な日本経済に新たな活力を導入する。あるいは、「成長なくして財政再建なし」という理念の下で歳出削減を徹底し、2011年度のプライマリーバランスを確実に黒字化するといった、こういう流れからお話しになりまして、談話に沿った流れのお話でした。

(記者)
 柳澤厚生労働大臣と、また武見、石田両副大臣等々、ようやく整ったということですが、柳澤厚生労働大臣について、率直な感想と申しましょうか、いかがでしょうか。

(次官)
 私が、感想を申すというのは、とてもそういう立場ではないんですけれども、一言で言えば、大変お世話になってきた大臣です。特に、政調会長代理をされているときに、各省の一つとして、私どもは政調会長代理に業務の説明をし、そして、いろいろなご助言をいただいてきたという流れの下で、本当に率直にお話を聞いてくださり、そしてまた、明快なお話をされるということで、正直大変信頼を申し上げてまいりました。そのような柳澤大臣がお見えになったということは、私は本当に、厚生労働行政の今後の推進にとって有り難いことだと思います。一生懸命大臣にお仕えしたいと思います。


(了)

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