定例事務次官記者会見概要

(H18.09.14(木)14:00〜14:06  省内会見場)
【広報室】

《次官会議等について》

(次官)
 今日の次官会議は当省関係の案件はなしで、また特段、懇談会等で議論はございませんでした。そういうことで、次官会議そのものはそれでございますが、何かありましたら質問にお答えしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。


《質疑》

(記者)
 自民党総裁選が、今活発にいろいろ議論がされている最中ですが、いずれの候補とも社会保険庁に対する見方が厳しい。とりわけ、この間、日本記者クラブで行われた討論会で、社会保険庁について、安倍官房長官が、廃止を含めて見直すべきだみたいなことに言及されました。これについて、次官はどうお考えでしょうか。

(次官)
 安倍官房長官のその後の記者会見でしょうか、直近のご発言は、法案をよく見てみてという言い方をされていると、大変デリケートなご発言をされておりますので、直近の官房長官のお考えが正確にどのようなものか、私ども承知しておりませんが、大臣がこの間ご発言されましたように、私どもとしては官邸で検討し、有識者会議で十分ご議論をいただいて、そして、「解体的出直し」と言って本当にいいと思いますが、医療保険部門は公法人に切り離し、年金部門も、全く新しい、しかも年金運営会議という、民間に開かれた形のものにした。あるいは、相当思い切った1万人程度のスリム化をしたというような、まさしく解体的なものを出させていただいたという中で、もう法案審議にも入っておりますので、大臣がおっしゃったとおりでございまして、私どもとしては、その法案をご審議いただいて、一日も早く成立をお願いしたいというスタンスでございます。ただ、その後、不適正免除といった問題がある中で、これからいろいろな議論が国会の中で行われるということ、私どもがとやかく言うことではなくて、これから十分な議論が行われるという、そういう中での問題であると理解しております。

(記者)
 それに関連して、安倍長官、その翌日の12日の会見で、組織のさらなるスリム化ということにも言及されているんですけれども、新しい「ねんきん事業機構」と言われる組織の定員を含めて、さらにスリム化する余地というのはあるとお考えなのでしょうか。

(次官)
 今の段階で、相当幅のスリム化をやっております。ただ、基本的にはこの点について、不断の努力を行うべきものでありますので、本当に、さらにスリム化が可能かどうか検討しなければならないと思います。

(記者)
 それは、事業の見直しも含めてというふうに考えてよろしいのでしょうか。

(次官)
 スリム化という場合に、これは、これから検討していくということですので、中身があっての話ではないのですが、アウトソーシングと言うのでしょうか、より民間で行っていただけるものは民間で行っていただくというような、内部の効率化あるいは、その民間への活用というものが、スリム化の一般的な手法であると思います。業務そのものが、遅滞したり、遅れるということがあってはならない。むしろ進めなければいけない前提で行うということですので、ものの考え方としては、そういう考え方でさらに検討していくということだと思います。


(了)

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