定例事務次官記者会見概要

(H18.01.26(木)14:00〜14:06 省内会見場)
【広報室】
《次官会議等について》

(次官)
 本日の事務次官等会議は、厚生労働省関係の案件はありませんでした。国会も始まり、厚生労働省では、昨年と同様に各省の中で最も多い数の法案を提出する予定になっています。これから、与党の手続きを経て国会提出ということでありますし、閣法だけでなくて、議員立法もいくつか与党からも、あるいは委員長提案というような形で出てくることも考えられますので、与党とよく連絡を取りながら円滑な国会運営を図るように努力していきたいと思っているところであります。以上であります。何かご質問があれば。


《質疑》

(記者)
 BSEの関係なのですけれども、輸入再開されて1カ月余りでアメリカから輸入条件に抵触するような特定危険部位の混入した牛肉が入ってきたということで、今緊急にまた輸入を止められているんですけれども、この再開の目処、あるいはどういう条件が整ったらという条件面の話と、その具体的な再開の見通しの時期的なものをどういう風にご覧になっておりますでしょうか。

(次官)
 アメリカ産の牛肉については、先週の20日にアメリカ産の子牛の肉に特定危険部位があったということが検査で分かって、直ちにアメリカ産の牛肉の輸入手続きを停止したわけであります。我々としては、対日輸出プログラムをアメリカ政府がきちんと遵守するということを前提に、国民の食の安全・安心を確保して、アメリカ産牛肉の輸入を開始して1カ月ほどの間に、対日輸出プログラムがきちんと守られないような事態が生じたということは、誠に遺憾なわけです。厚生労働省としても、農林水産省と共に国民の健康の保護という観点から、アメリカに対して徹底した原因究明と再発防止を求めているというのが今の段階であります。ゼーリック米国務副長官、それからペン米農務次官それぞれに対して、とにかく徹底して原因を究明して再発防止策を講じて、それを報告してほしいということを求めているという段階です。今後については、アメリカからの報告を受けた上で対応をどうするかということになるわけであります。基本的には、アメリカ産牛肉の輸入手続きを再開するためには、これは国家間で合意したルールでありますから、対日輸出プログラムをきちんと遵守するという担保が取れ、2度とこうしたことが起きることのないようにしていくというのが条件だろうと思いますので、アメリカ側から報告があった段階で今言ったような観点からよく検討をして、農林水産省とも相談し、関係方面ともよく相談して対応するということだろうと思っております。


(了)

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