定例事務次官記者会見概要

(H17.11.02(水)14:00〜14:08 省内会見場)
【広報室】
《次官会議等について》

(次官)
 本日の事務次官等会議ですが、改造後最初の事務次官等会議だったということで、安倍官房長官、それから長勢、鈴木両副長官が冒頭出席されまして、官房長官からは、「スピード感をもって構造改革を進めていく。限られた期間内に多くの課題を処理していく必要がある。これまでのいきさつにこだわらずに構造改革に取り組むべく省をリードしていってほしい」と、こういった趣旨のお話がありました。両副長官からは、官房長官をしっかり支えて、業務に取り組んでいくのでよろしくといった話がありました。本日の会議の案件について、厚生労働省関係の案件はありませんでした。
 月曜日に新大臣が任命され、今日、副大臣と大臣政務官が任命される、こういうことでありますので、行政が円滑にさらに進むように心を引き締めて事に当たっていきたいと思っている次第であります。何かご質問あれば。



《質疑》

(記者)
 先日の内閣改造で、川崎厚生労働大臣が就任されたということですが、率直な感想と年金、医療、様々な問題がありますけれども、どのように新大臣と取り組んでいくのかと、その2点についてよろしくお願いします。



(次官)
 川崎大臣については、国対の筆頭副委員長、それから議運委員長と、これまで長いこと国会運営の与党の中心人物として活躍されてこられたわけで、我々もそういう意味では国会の度に国対の筆頭副委員長たる、あるいは議運委員長たる新大臣にはいろいろご説明にも伺い、国会の運営、法案の審議についてもいろいろお願いをし、ご指導いただいてきたということで、官房長あるいは総務課長、それから法案に取り組んできた幹部は新大臣とは以前からいろいろな場面でお会いをしてきたわけで、我々としては、これから年末にかけて、三位一体改革、医療制度の構造改革、予算編成を控えている中で非常に調整能力の高く、また与党内での発言力が強い大臣を迎えたということで非常に心強く思っているところであります。月曜日に就任されたということで、大枠の政策・事務についてはお話申し上げていますけれども、さらにいろんな問題についてもう少し掘り下げて、いろいろご相談しながらこれから進めていこうという段階でありまして、個々の事案、あるいは課題について早急にご説明して、お考えも承って方針をきちんと立てていきたいと思っています。現段階で我々としては、これまで尾辻大臣に取り組んできていただいた方向を踏まえて、大臣にもご説明・ご相談をしようということであります。



(記者)
 これからの課題でお挙げになっていた三位一体なんですが、さっそく明後日関係者の協議会がまた開かれるんですが、未だに地方側がやっぱり生活保護そのものを三位一体の対象として取り上げること自体に反発がすごく強いように見受けられるんですが、今後この調整をどういうふうに進めていかれるお考えなのでしょうか。



(次官)
 生活保護費の国庫負担金のあり方については、昨年11月の政府与党合意に基づきまして、今年4月に関係者の協議会を設けて、これまで国と地方の役割や費用負担のあり方等々について議論をしてきたということで、これまで5回開催し、それから共同作業をしてきたというところであります。メンバーのうち総務大臣が替わられ、我が省の大臣も替わられたという中で、今お話のように4日に6回目の協議会が開催されるということでありますが、4日はご案内のとおり総括的な議論をしようということになっているものですから、その場で厚生労働省としての考え方をお示しするということができればなと今思っていますけれども、現段階でどういった形でお示し申し上げるのか、あるいはその先どういった展開を想定しているのか、ちょっと今の段階でまだはっきり申し上げられる状況にはきていないということであります。


(了)

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