定例事務次官記者会見概要

(H17.09.29(木)14:00〜14:06 省内会見場)
【広報室】
《次官会議等について》

(次官)
 本日の事務次官等会議ですが、厚生労働省関係は、障害者自立支援法案、それから労働安全衛生法等の一部を改正する法律案、いずれも先の通常国会に提出いたしまして、衆議院の解散によって廃案になったわけですけれども、一日も早く成立させていただきたいということでこの特別国会に再度提出しようというものであります。次官等会議の後の懇談では、二橋副長官から夏季の軽装について明日で終わりですと、成果が上がったということで各省の協力に感謝したいと。それから、冬季の暖房等の省エネ対策も重要である。これについて今後検討するということにしている、という話がありました。私の方からは以上です。



《質疑》

(記者)
 アスベストなんですけれども、例の積み残された厚労省の検証の課題の有無ですね、海外との比較の部分でしょうか、それについてはどういうタイミングでというか、どのような感じで。



(次官)
 8月26日のアスベスト問題に関する関係閣僚等による会合に厚生労働省及び関係各省の検証の結果をお示ししたわけですけれども、厚生労働省と環境省については、積み残しの事項について引き続き検証するということになっていたわけです。厚生労働省については諸外国の状況をさらに詳しく調べた上で検証の内容を深めていこうということで取り組んできました。今日5時から第3回関係閣僚会合がありますので、その場に報告申し上げるということですから、それが終わってから公表ということになると思います。我々としては調べられる限りを調べてまとめたつもりですから、それを報告しようと思っております。



(記者)
 労働局の不正経理の話が会計検査院の方の途中経過だと思うんですけれども、6労働局7,000万円を超えるというようなことが報道されているんですが、これについて次官はどのように受け止められていて、今後の対応等についてもお聞かせ願えればと思うんですけれども。



(次官)
 これについては広島労働局と兵庫労働局の不正経理事案を受けて、会計検査院が全ての労働局について検査を行おうということで今、検査実施中ということです。今年は47のうち25をやろうということで取り組んでこられているというふうに聞いております。検査院の方で、どこまでが適正でどこからが不適正なのか、あるいはどういった事項についてどういった問題があったのか、それからその結果としてどのくらいの件数、どのくらいの金額の不適正なり不正があったのかということはまだ作業中なんだろうと思います。我々としては本年度分についていずれ検査院から検査結果のご連絡をいただくということになると思いますので、それを受けて必要な対応をするということだろうと思います。処分が必要であれば厳正に処分をし、正すべきことはきちんと正していくということで、何度も申し上げておりますけれども、国民の方々の信頼を損なうようなことがあってはいけないわけで、そういった意味できちんと事実は解明した上で、正すべきものはきちんと正していくということが必要だろうと思っております。


(了)

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