定例事務次官記者会見概要

（次官）

　本日の事務次官等会議ですが、厚生労働省関係は労働安全衛生法等の一部を改正する法律案など５法案がかかりました。明日閣議決定されれば国会提出ということになるわけで、今通常国会での厚生労働省提出ということでは１３本の法律に取り組んでいたわけですが、明日提出ということになれば当初予定していた法律は全て国会に提出されるということであります。予算案も衆議院で可決されましたし、あとは厚生労働委員会で各法案のご審議になるべく早く入っていただければと思っているところであります。以上です。

（記者）

　ハンセン病問題の検証会議が最終報告を大臣の方に提出なさいましたけれども、参考人を呼んで質疑をしたいという声も一部民主党から出てるようですけれども、次官報告書を読まれたご感想とか、あと患者の権利なんかの新法の制定を求めていますけれども、そのあたりについてのご見解をお願いします。

（次官）

　ハンセン病問題検証会議におかれては、ハンセン病の患者の方々を巡る行政を含め各界の対応について検討をいただいて、これまでのハンセン病政策の歴史的な検証と再発防止についての提言をいただいたわけであります。我々としては、平成１４年から約２年半にわたってハンセン病政策の歴史と実態について、科学的、歴史的に多方面からの検証を行った結果の提言をいただいたということで、会議の委員の方々に深く敬意を表したいと思っています。
　検証会議によります再発防止のための提言につきましては、去年９月２７日にハンセン病問題対策協議会で「平成１７年度を目途に検証会議の提言を十分に検討し、その検討結果の実現に向けた道筋を明らかにするための開かれた検討会の設置に努める」ということについて合意をしているところでありますので、厚生労働省としては今回のご提言を尊重して、関係省庁と必要な連携をとりながら今後の施策の立案、実行に活かしていくべく十分検討していきたいと今考えております。