大臣等記者会見概要  厚生労働省ホームページ

定例事務次官記者会見概要

(H17.01.20(木)14:10〜14:19  省内会見場)
【広報室】

《次官会議等について》

(次官)

 本日の次官等会議ですが、厚生労働省関係の案件は特にありませんでした。
 国会が明日から始まるということで、今国会どういうことが争点になるのかというのはなかなか我々も伺い知れませんけれども、法案も各省庁の中でもかなり多い数の法案を出すものですから、なるべく与野党の先生方のご理解をいただいて円滑に国会審議をやっていただけるように我々もさらなる努力をしたいと思っております。以上です。


《質疑》

(記者)

 今日渡邉元地方課長の判決がありましたけれども。

(次官)

 それはまだ聞いていないですが・・・。先週の金曜日に渡邉元課長の懲戒免職処分ということで発表したわけですけれども、厚生労働省の場合、旧厚生省も旧労働省も地方、本省いろいろ不祥事がこれまでも起きてきたわけで、そういった中で綱紀の保持、それから公務員としての倫理観を一人一人の職員に徹底するということで職員に対して指導し指示をしてきたわけです。こういった中でこれまでの我々の取り組みにもかかわらず、本庁のしかも幹部職員が不正行為をするということは正直言って信じられない思いでいっぱいですし、非常に残念な思いであります。いずれにしても社会保険庁をこれからどう立て直していくのかということだろうと思います。1つは渡邉元課長の個人的な行為ということがあるのかもしれませんけれども、ただ恐らくそれにとどまらずに、社会保険庁の従来抱えてきた構造的な問題といったものが渡邉元課長の不正行為を誘発したことも考えられないわけではないわけで、そういった意味でもう一度我々としては厚生労働省、社会保険庁、それから地方を含めて職員の倫理意識というものをきちんと確立して綱紀の保持に実のあがるように努力をして、国民の生活の安定、安心のために積極的に政策を進めていくということによって、国民の方々の信頼を1日も早く回復していくよう職員をあげて取り組んでいきたいと思っています。

(記者)

 渡邉元課長以外の職員の処分というのはこの先になるのでしょうけれども、時期的な見通しというのは、今次官はどのように考えていらっしゃいますか。

(次官)

 この問題については、1つはニチネン企画等から金品を受け取った問題、それから監修料の問題、これらについて公務員倫理法の観点からどういった問題があるのか、あるいは問題はないのか、そういうことも含めて、今、公務員倫理審査会と協議をしており、奈辺に問題があるのかということがはっきりすれば、それに伴って処分をどうするのかということが同時決着になるのだろうと思います。まだ公務員倫理審査会にいろいろ資料を出して説明したりという段階なのですが、我々としては社会保険庁の職員が社会保険庁の信頼回復のために取り組んでいく中で、やはりつけるべきけじめは1日も早くつけたいというのが我々の思いです。けれども、どうも公務員倫理審査会の方は問題の内容、広がりというあたりを意識して、非常に慎重に検討しようという感じがあるので、正直言って我々は1日も早くと思っておりますけれども、ちょっといつになるのかまだ見えていない。我々としては1日も早くということで、必要な資料、必要な説明をきちんとやるよう社会保険庁に指示している状況です。

(了)


トップへ
大臣等記者会見概要  厚生労働省ホームページ