定例事務次官記者会見概要

（次官）

　本日の次官等会議の厚生労働省関係の事項としては、「結核予防法施行令の一部を改正する政令案」がありました。今回の改造で尾辻新大臣、衛藤、西両新副大臣がご就任され、今日新しい政務官が就任されることになるのではないかと思います。心を新たにして厚生労働行政の推進に職員一同取り組んでいきたいというふうに思っているところであります。

（記者）

　昨日、兵庫労働局の方で逮捕者が出まして、新たに１億円の裏金という報道がされているのですが、これは前回の調査では３千万円ということだったと思うのですけれども、これについてはどのような考えを持っていますでしょうか。

　広島労働局の不正経理事案を受けて、全労働局の調査をしまして、そういった中で兵庫労働局で不正な経理処理があったということを突き止めて、我々としては強制捜査権限があるわけではありませんから、そういった中で可能な限りの調査、監査をする中で、今お話のような事実を突き止めて、処分をし、不正に使用した予算は全額お返ししようということに取り組んでいたところ、兵庫県警の方でも独自の捜査の中で今回の収賄事件が発覚したということだろうと思います。私が聞いているところでは、捜査の状況について警察の方から兵庫労働局の方に具体的なお話がまだいただけてないという状況だろうと思います。今お話のように、仮に我々が突き止めた以外に、そういった不正経理の事実があり、それを警察が把握されているということであれば、警察とよく連絡を取らせていただいて、もし報道にあるようなことであれば、そこはまた徹底して調査をし、必要な対処をするということだろうと思っています。現地から現段階でどんな状況かという報告がありませんのでまだわかりませんけれども、恐らくまだ警察が具体的な連絡を取れるような段階には至っていないのではないかと思います。いずれにしても今後出来るだけ速やかに警察との連絡を取って、もし事実であれば厳正な対応をしたいというふうに思っております。