大臣等記者会見概要  厚生労働省ホームページ

定例事務次官記者会見概要

(H16.07.22(木)14:09〜14:17 厚生労働省記者会見場)
【広報室】
《次官会議等について》

(次官)

 本日の次官会議でございますが、政令が2件ございましたが当省関係はございません。それだけでございます。次官会議以外にも、本日これといって残念ながらご報告する案件がございません。
 残念ながらと申し上げましたのは、私の定例の会見は本日が最後になるわけでござ いまして、そういう意味で申し上げたわけでございます。いろいろと大変お世話になりまして、ありがとうございました。この席をお借りいたしまして、心から御礼を申し上げたいと思います。
 公務員生活34年余りになるわけでございますが、公務員という職業どのようにお感じかわかりませんけれども、今振り返ってみますと、私は、大変刺激的なといいましょうか、変化と緊張感に富んだ仕事だったような気がいたします。若い新米の頃から、それぞれの部署で、次から次に新しい課題、あるいは出来事、事件が生じまして、時には新鮮な感じで受け止め、時には深刻な思いで対応したりした数々の事がございました。その公務員生活の最後を、同じように、最後の最後まで、刺激的で緊張感を持って終わるような気がいたします。いずれにいたしましても、長い間ありがとうございました。私からは、とりあえずご挨拶を兼ねてでございますが、以上でございます。
《質疑》

(記者)

 明日社会保険庁長官に新しい村瀬さんが来られるんですけれども、民間から新たに公務員の世界に入ってこられるということなんですが、今政治あるいは官邸サイドで非常に関心が、社会保険庁改革に対する期待がものすごく高いと思うんですけれども、逆に懸念としては、これだけ期待が高いとなかなか自由に腕が振るえないんではないかということもあると思うんですけれども、次官としては新長官へのアドバイスというかそういったもの、何かございますか。
(次官)
 おっしゃいますように、各方面から注目を浴びている中で着任されるわけですから、いかに有能な方といえども、新長官のプレッシャーなりお気持ちはなかなか大変だろうと思います。お会いする機会もございましたので、私から雑談の形でございますが、月並みですけれども、民間の、つまり私どもにない発想で思う存分に、自由に腕を振るっていただければいいのではないかと、私は去りますけれども、私の後輩達、あるいは私ももし機会があれば別の形ででも、全面的なご協力をお約束すると申し上げました。大変前向きで、改革の意欲に富んだ方のように私もお見受けしておりますので、大いに期待を致しますし、より夢を膨らませれば、こういう形での改革への取組みというのが、新しい一つの試金石になるかもしれない、うまくいけば一つのケースになるかもしれない、そういう意味で一種の期待感を私自身も持っております。是非、国民の期待に応えるような成果を上げていただければいいなと思いますし、役所としても、行政としても全面的にご協力をし、ご支援をするということが必要だろうと思っております。
(記者)
 民間の方に民間の発想というのが期待が高いと思うのですけれども、民間の方が恐らくご経験されてないことに、政治と距離の取り方、あるいは付き合い方があると思うのですが、そこら辺については何か。それをうまく順風にして何か改革進めていくことが必要だと思うのですけれども、次官、何か。
(次官)
 全くおっしゃる通りで、ある意味では一番これまでお慣れになっていないところだと思います。これも、新しいパターンという意味合いで、あまり従来の慣習や慣例にとらわれないでやっていただく、その方が何か新しいアイデアなり方法論が見つかるかもしれないと、やや楽観的もしれませんけれども、むしろそういう期待を持って見守りたいと思います。そうは言いましても、現実の日々の対応には事務的に補佐をするという部分も多いでしょうから、その辺は現役の職員に十分注意を、指示をして参りたいと思っております。
(記者)
 また社会保険庁の件なのですけれども、老齢基礎年金の振り替え予算の事務処理ミスで、全国で払い過ぎがあったのではないかという報道がありましたけれども。
(次官)
 ごめんなさい、いつ頃の報道ですか。
(記者)
 全国で約700人に対して、年金を払いすぎていた可能性があるというような報道があったのですけれども。
(次官)
 今日の報道でしたか。
(記者)
 ええ、今日です。
(次官)
 詳しくまだ聞いておりませんので、あまりお答え出来るだけの材料を持ち合わせておりません。ちょっと詳しく聞いてからお答えした方がよろしい案件のようですので、改めてということにさせてください。
(了)


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