大臣等記者会見概要  厚生労働省ホームページ

定例事務次官記者会見概要

(H16.05.20(木)14:03〜14:13 厚生労働省記者会見場)
【広報室】
《次官会議について》

(次官)

 本日の次官会議でございますけれども、一般案件他9件、件名外案件が8件という状況でございました。件名外案件のうち質問主意書に対する答弁で当省関係がございますが、これは件名外という扱いになっております。次官会議のその他の案件で当省関連はございません。最近様々な案件が引き続き当省関係で山積しておりますが、とりまとめて今日ご報告するということもございませんので、ご質問を頂戴してお答えをするということにさせていただきたいと思います。以上でございます。
《質疑》

(記者)

 本日、厚労省幹部の2人が歯科医師会の方から現金を受け取っていたという趣旨の報道があったんですけれども、それに関してちょっと以前、それから今も金品提供などはなかったという答弁をされてたかと思うんですけども、その辺の内部調査の状況と事実関係について改めてもう一度お願いできますか。
(次官)
 率直に申し上げれば、本日の一部メディアにおける報道を見まして、びっくりしているというのが正直なところでございます。日本歯科医師会に関連する諸問題につきましては、これまでも我々として各種の調査をしたわけでございますが、その過程で今日報道があったような事案があったということはございませんので、そういう意味で驚いたわけでございます。報道が事実かどうか今の時点で判断する材料がございませんけれども、改めてこの問題に関する調査と申しましょうか、ヒアリングなど実施しなければならないと考えております。その上でまた必要な措置があれば考えていくことになろうと思います。
(記者)
 今日の時点で当事者からの聞き取りとかはされてないのですか。
(次官)
 今の時点ではまだ実施をいたしておりません。一度一通りヒアリングのような形で関係者から事情を聞いておりますので、同じ形で、あるいは同じ方法で実施をしていいのかどうかということもありますので、若干その点も含めて検討してもらっておりますが、今の時点ではまだ実施をしておりません。
(記者)
 今日中には一回。
(次官)
 ちょっとまだ検討中でございます。検討してもらってますので、今の時点では決めかねておるというか、まだ決めておりません。
(記者)
 決めてない、決めかねる何か理由というのはあるのでしょうか。
(次官)
 今申し上げたようなことを併せて検討してもらってますので、その上でと思っております。
(記者)
 いつ頃ということになりますか。
(次官)
 調査といいましょうか事情を聴くのにずいぶん先ということはもちろん考えておりません。出来るだけ速やかにと思っております。
(記者)
 検討してもらっているというのは、誰がどこにどういうふうに。
(次官)
 主として関連する部局と官房の関連する部局で併せて少し調整しております。すごく時間がかかると言うつもりはないんですけど、今の時点で、とお聴きいただきましたので、きょう午前中の状況はそういうことだと、こう申し上げたわけでございます。
(記者)
 日歯関連ということではなくて通常業務の中の、いわゆる接待といいますか、物品の授受とか、これは公務員倫理法上、報告義務がありましたよね。その一連の通常業務の中の一連の報告の中にこの件に関するような報告があったのでしょうか。
(次官)
 私自身が確認しているわけでありませんが、恐らくないと思います。ただしこれは事実を確認する必要がありますが、私の印象では届け出されていないのではないかと思います。
(記者)
 話が変わりますけれども、昨日大臣が社会保険庁の長官について民間人を、というような発言をなさっているのですが、これをどう受け止めてらっしゃいますか。
(次官)
 これは人事そのものの問題ですし、ましてや社会保険庁長官というポストに関することですので、私が今コメント出来る段階ではないと思っております。
(記者)
 ポスト以外の組織運営の見直しについてはどのようにお考えなのでしょうか。
(次官)
 大臣の問題意識、これは我々もある意味ではもちろん共通しているわけでございますけれども、今回の法案審議などを通じまして、いわば様々な課題、問題が指摘をされ、かなりの部分でご批判を受けているわけでありますが、そういうご指摘を深刻に受け止めるというお気持ちを大臣は率直に表されたのだろうと思ってます。私どももその点においては、基本的には、総点検と申しましょうか、これまでの経過の点検も含めて見直しをし、改革をしていかなければならんという意味では全く同じであると思います。ただ具体論は何かということになりますと、十分大臣とも意志の疎通と言いましょうかやりとりをしておりませんので、よく大臣のご意見を聞いてみたいと思いますが、方向としては只今申し上げましたように、あらゆる業務全体を見直しつつ、今回特に具体的なご批判を多く受けた事項については、どういう改善が可能かということを真剣に考えたいと思っております。
(記者)
 大臣の方から、社会保険庁から個人の年金の履歴が洩れているということを大臣自身が認定しましたけれども、そういうことを前提に調査をするというふうにおっしゃられているのですが、その調査状況はどのようになっていますでしょうか。
(次官)
 どうしても少し時間がかかっておりますし、かからざるを得ないのですが、今調査をいたしております。本来、業務上必要だということで、一定のルールのもとに個人の情報に職員がアクセス出来る、そういう仕組みになっているわけですので、逆に申しますと、業務上必要がないのに個人情報にアクセスをする、いわんやそれを外部に必要もないのに漏洩するということになりますと、職務上、場合によりましては法律上の違反行為ということになります。そういうことを念頭におきつつ、まずは実態を把握するということで、今調査をしている。したがいまして、その結果が明らかになり、法令ないしは規則に反するということが明らかになれば、処分なども含めて考えたい。ただ、今の段階では調査の途中だと、どうしても多少の時間はなおかかると、こういうことでございます。
(了)


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