大臣等記者会見概要  厚生労働省ホームページ

定例事務次官記者会見概要

(H16.02.26(木)14:03〜14:08 厚生労働省記者会見場)
【広報室】
《次官会議等について》

(次官)

 次官会議でございますが、今日は案件が大変多うございまして、法律案4件、政令案1件を含みます全体で30件ほどの案件がございました。当省関係では、関係省庁と共同請議の案件が2件ございましたけれども、当省から提案をした案件はございません。次官会議は以上でございますし、取りまとめて今日私からご報告する案件は特にございませんので、何かご質問等がございましたらお受けをしたいと存じます。以上でございます。
《質疑》

(記者)

 先日総理から年金福祉施設の抜本的な見直しについて指示されているようですけれども、政府としてはどのような見直し案を検討されているのでしょうか。
(次官)
 火曜日に総理のお時間を頂戴をいたしまして、年金福祉施設等の状況についてご説明をし、ご指示を頂いたわけですが、取材がございましたのでお答えした部分もございますけれども、総理からは抜本的に厳しく見直すようにという趣旨のご指示を頂戴いたしました。一方で、ご案内のように与党でワーキンググループを作ってご検討をいただいておりまして、今週中にも取りまとめられるということですから、それを承って対応していくというのが現時点では基本でございますが、やはり私どもも各方面から様々なご指摘を頂戴いたしておりますから、特に年金財政にマイナスの要素を持ち込まないという意味で厳しく見直しをしていかなければならない。具体的にはこれから与党の方のご指示を踏まえて整理をいたしますが、当然与党のご指摘に沿って対応していくというのを基本にするつもりでございます。
(記者)
 病院も含めた265施設全て対象というふうに考えてよろしいですか。
(次官)
 少なくとも洗い直しの対象は全ての施設というのが基本だと思います。どのような形でというのを含めて今ご議論をいただいているわけですから、私どもが先走ってこれをこうするというつもりはありませんけれども、少なくとも見直しをすべき、検証すべき、点検をすべき施設は全てということになろうかと思います。
(記者)
 見直しについて期限を区切る、区切らないというのが一つの論点ですけれども、与党も検討中ですけれども、その期限を区切って整理するなり、売却するという考え方についてはいかがでしょうか。
(次官)
 これも先走って言うとお叱りを受けるかもしれませんので、あえて全く個人的な意見としてお聞きとりをいただきたいし、またいろんな角度からご検討をいただければありがたいと思いますが、期限の幅にもよりますけれども、短期間で期限を区切った処理ということを前提にいたしますと、言ってみればアドバンテージがゼロで処理をしなければならないということになります。例えば処分をする際の価格でありますとか、処分をするための様々な条件でありますとか、非常に不利な条件ということも生じてまいりますので、率直に言えば、期限の幅というのは、設定をするにいたしましても弾力的に設定させていただけると適当ではないか、むしろ一定の期間ごとに点検、チェックをしていくというようなシステムが合理的といいましょうか事務方としてはやりやすいのではないか、と私としては思います。ただ、それはあくまで私の意見でございますので、機会があればそういうようなことも個人的な意見として申し上げておりますけれども、与党がどういう整理をされるか、これはまた別問題でございます。平たく言いますと、方向は明確に、期間はある程度余裕といいましょうか、幅を持ってやらせてもらえると合理的な対処、現実的な対応が出来るのではないかというのが率直な気持ちであり感想です。
(了)


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