大臣等記者会見概要  厚生労働省ホームページ

定例事務次官記者会見概要

(H16.01.15(木)14:08〜14:13 厚生労働省記者会見場)
【広報室】

《次官会議について》

(次官)

 まず本日の次官会議でございますが、件数は一般案件7件、政令2件、件名外といたしまして合計8件でございましたが、直接当省の関係の案件はございません。なお関連ではございますけれども、内閣府から食品安全基本法に基づく基本的事項というものを策定して閣議決定を求めるという基本事項案が了承されました。食品安全委員会の仕事ということになりますが、そんな案件がございましたが、直接的にはございません。それ以外、いろいろ年金改革の問題とかBSEあるいは鳥のインフルエンザといった問題もございますけれども、今現在、追加して私からご報告することはございません。以上でございます。
《質疑》

(記者)

 今日から年金改革の与党協議が始まったわけですけれども、月内に合意文書を出すなり、そういう目標も出しておりますが、今後論議に期待するようなことがあれば教えていただけますか。
(次官)
 昨年来からの議論の継続でございますので、引き続き与党を中心に、政府与党の間で協議が進んでいくということになるわけですが、とにかく時間が限られております。法案提出までに1ヵ月程度でございます。今日の与党協議会などで議論がスタートするわけですが、月内に一定の方向を出そうという基本的なご認識を頂戴しているようでございますから、大変タイトなスケジュールですけれども、議論を重ねていただいて法案提出に間に合うよう結論を賜りたいというのが率直な気持ちでございます。
(記者)
 時間を間に合わせようとして、肝心なところの議論が詰められずに改革が先送りになるような懸念があるようなのですけれども。
(次官)
 そうは思っておりません。時間が限られておるのは事実ですが、長い間時間をかけて議論をしてきた経緯もございますし、いわば最終的な方向付け、結論を得る段階でございますので、時間の制約が無いとは申しませんけれども、限られた時間の中で、今回の改革の全体像、部品も含めてですけれども、全体像の整理をしていただけるものというふうに期待もしておりますし、お願いもしたいと思っております。
(記者)
 今日の午前中の与党の議論では、例のパートの適用に対してかなり慎重論が多く出たというふうに伺っているのですが、厚生労働省としては適用を拡大するという意向で案を出していらっしゃると思うのですけれども、どのような点を与党の議論など受け入れて、どういうふうに進めたいかというようなことを改めて。
(次官)
 確かになかなか難しい問題であると思います。私どもとしては、これまでの年金改革の経過の中で、そう重要課題という位置づけに必ずしもなっていなかったかもしれませんが、繰り返し議論されてきたテーマでもございますので、今回の改正で一定の方向を出したいというつもりでご提案をしております。今回、あとひと月ぐらいの間でご結論をいただくわけでございますが、与党の方でももう少し関係者の意見を幅広く聞いて判断をしたいという意向もあるようでございまして、私どもも、そういう手順をとっていただくことについては、まさに国民のいろいろな立場での感覚をご聴取いただくというのは、適当なことだろうと思います。そういう議論の中で合意の得られる結論を出していただければと思っております。
(記者)
 方向性というのは、何らかの形でやっぱり法案には第一歩を踏み出すようなものは入れていきたいというふうに考えて。
(次官)
 私どもの気持ちを率直に言えということであれば、そういう気持ちは引き続き持っております。

(了)


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