大臣等記者会見概要  厚生労働省ホームページ

定例事務次官記者会見

(H14.09.05 (木)14:00〜14:05 厚生労働省記者会見場)
【広報室】

《事務次官等会議について》

(次官)

 次官会議ですが、今週月曜日は我が方の関係では件名外で7月の有効求人倍率について、これは事後報告をいたしました。本日の次官会議は、他省の次官が申してましたが、近年珍しく案件無しということで件名外で質問趣意書に対する答弁、5件程あっただけであります。ですからその質問趣意書も私どもとは関係のないもので、内容的にはお話しすることはないということなので、皆さんの方からあればお答えするということでお願いいたします。

《質疑》

(記者)

 今日、高校生の求人倍率0.5ということで、大分悪化していますけれども、それについての受けとめ方とこれからの対応について。
(次官)
 特に高校生の来年3月卒の求人倍率、今お話ありましたけれども、今のところ0.50ということで、過去に比べて大変厳しいと、昨年同期に比べても0.1ポイント以上下がっております。ということで、就職支援の総合プログラムというのを作りまして、この9月からたしか年内いっぱい、文部科学省とも連携を取って一生懸命やっていこうということにしているはずです。結果的にはですね、今求人倍率0.50ですが、例年のパターンでいけば段々上がってきますから、1倍を越すことも期待をするのですが、その間あらゆる手を打つということで、従来の対策に加えて9月、12月ではたしか生徒さんご本人に対する職業講習をかなりきっちりやると、ということでアクセントが付いているはずです。それからいかんせん、求人が少ないということにつきましてどうするかということが大きいものですから、労働局幹部が地元の企業幹部に求人のお願いをして歩くということは従来通りでありますが、今回の特徴としては、安定所の学卒求人開拓相談員、こういう方と学校の就職担当の先生がペアになって企業を回って求人開拓をするということになっております。それから非常事態ということで、事態を見てということになると思いますが、大卒の求人のうち高校生にも合うといいますか、企業さんの方で高校生でもいいよというものは少し回すということも、これも事態の進展に応ずるのですが、やろうということになっておりますし、今までは学卒の就職は常用求人を紹介するというのは大原則で、今後もそれは原則なんですが、場合によっては有期の求人であっても、高校生にとってみてきっちりした、例えばキャリアアップのための企業側さんの教育が付くなど、一定の相応しいものは常用に限らず有期雇用でも求人開拓したり、紹介対象にしようかというところもたしかに議論をしておりまして、全力を挙げてやりたいと、こう思っております。

(了)


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