大臣等記者会見概要  厚生労働省ホームページ

定例事務次官記者会見

(H14.05.30 (木)14:01〜14:09 厚生労働省記者会見場)

【広報室】

《事務次官等会議について》

(次官)

 今日の事務次官等会議では、私の方から説明いたしましたのは2件ございまして、一つは政令案でございまして、長いのですが、社会福祉の増進のための社会福祉事業法等の一部を改正する等の法律の一部の施行に伴う関係政令の整備に関する政令案というのでございまして、社会福祉の増進のための社会福祉事業法等の一部を改正する等の法律でございますけれども、これは平成12年に成立をいたしておりまして、逐次実施しているということで、今回の一部というのは、障害者施策におきます支援制度の実施などにつきまして、平成15年4月の施行日にかかるものでございまして、支援費制度の対象となります身体障害者の授産施設といたしまして、小規模通所授産施設を除いた身体障害者授産施設を支援費制度の対象となる施設として定めると、こういうものが一つ、後は手続き的なものでございまして、身体障害者福祉施行令等におきます受給者証の交付を受けた障害者が、居住地を変更する場合の届出等について手続きを定めているものでございます。
 それからもう一点は、明日は31日でございますけれども、世界禁煙デーでございます。WHOが毎年この日を期しまして、標語を決めております。今年の標語は英語で言いますと、
Tobacco Free Sportsということで、タバコがないスポーツ、Play it cleanということ言っておりまして、日本語の標語では、タバコとスポーツは無縁(無煙)ですと、「むえん」というのは縁が無いということと、煙が無いこと、こういうものを掛けたわけでございます。
Play it cleanというのは、スポーツの関係ですから、フェアプレーでやっていきましょうというのと、煙がないクリーンなものにしましょうと、こういうのをかけまして、きれいにやろうと、こんなようなことで標語を作ったわけでございまして、禁煙デーから一週間を禁煙週間ということで皆さん方にもご協力をお願いしたいというふうに考えているわけでございます。シンポジウムも開催いたしまして、タバコと健康問題につきまして、国民の理解を求めるとこういうこと、あるいは健康日本21の内容、それから今回提出いたしております健康増進法案の関係、こういったことで各省庁においても事務室内の禁煙とか、分煙等の一層の推進をお願いしたいと、こういうことで要請をいたしたわけでございます。明日の閣議におきまして、坂口大臣の方から各大臣に閣議においてご協力をお願いするという予定でございます。明日はちょうどワールドカップの開始日でもございまして、昨年来日韓両国におきましてワールドカップにおきます喫煙の問題について主催者に働きかけていたわけでございますけれども、主催者側はこれを受けて分煙体制をかなり厳密にやっていただいております。そういうことでたまたま今年の標語がスポーツに掛けたというのはおそらくその意味もあろうかと思うわけでございます。

《質疑》

(記者)

 防衛庁の方で情報公開請求者のリストが、防衛庁の方で独自に調査した部分も含めて記載したリストが出回っていたという話があって、それに対する次官のご見解と、それから昨日片山大臣の方から他省庁についても別途リストなどが無いかどうか調べさせるという答弁があったようですが、厚生労働省としての調査はもう始められているのかどうか。
(次官)
 この問題は私も詳しくは知りませんけれども、個人情報というのを業務を越えて組織的に使うというのは法律の趣旨に反すると、こういうことでございますから、厳にこれは慎む必要があるというのは当然だと思っております。私も当省の部分に心配があったもんですから、聞いてみましたところ、そういうことは一切やっていないと、受付管理簿というのはございますけれども、少なくとも個人の情報を、いわれたと言いますか、申請書に書かれた以上のものについて作ったものはないと、こういうふうに聞いております。まだ総務省からの直接の働きかけと言いますか、要請というのはまだ来ていないというふうに聞いております。

(了)


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