【広報室】

《事務次官会議について》

（次官）

　今日、新しい官邸での初めての事務次官等会議でございました。そういうこともございまして、官房長官もご出席になって、ご挨拶がございました。ご挨拶の要旨を若干申し上げますと、新しい官邸というのは政治・行政の中心になると、昨年の省庁再編成、これは内閣機能の強化ということだったと思いますけれども、新しい官邸というのはそれをハード面で機能強化というものを与えていただいているということで、内閣としてはしっかりやっていくと同時に私ども事務次官等会議もしっかりやって欲しいと、各省庁の事務次官として先頭に立って働いてもらいたいと、こんなようなお話がございました。それから会議の中身といたしましては、皆さん方ご承知のとおり、連結納税制度を内容といたします法人税法等の改正法案でございますとか、あるいは同じく地方税法の改正法案が出たということでございます。私の方からは、これはもう皆さん方もご承知のとおりのものですが、先月に発表いたしました有効求人倍率、１５か月ぶりでございますか、久しぶりに前月の有効求人倍率を上回ったわけでございまして、０．５１ということで、前月の０．５０を０．０１ポイント上回ったと、こんなような報告をさせていただきました。それからこれは外務次官からお話があった件でございますが、第５５回の世界保健の総会、いわゆるＷＨＯの総会の日本政府代表ということで、ジュネーブの国際機関政府代表部の原口大使の他に私が日本政府代表ということでやる、こういう案件が出ております。以上でございます。
　それからＷＨＯの関係でございますけれども、今回の総会では世界エイズ、結核、マラリア対策基金の問題、あるいはＨＩＶ・エイズ対策、それから前から問題になっておりました天然痘ウィルスの廃棄の問題、それからＷＨＯの財政全般等について審議を行う予定でございますし、ラウンドテーブルという円卓会議もございまして、このテーマとしては健康リスクというのがテーマになるということでございます。

（質疑）

（記者）

　健康リスクというのは具体的には煙草の問題とか。

　煙草の問題も含めてあらゆる健康に対するリスク問題ということで議論を各国からしようと、こういうことでございます。

　日本政府から何か提案をするというのは。

　特別にはございませんが、健康リスクというのはこれからの日本にとっても大変大きな問題ですから、特にテロの問題なんかとも絡む話もあるようでございますので、その辺も含めて議論に参画をしたいと、こういうふうに考えております。

（了）