大臣等記者会見概要  厚生労働省ホームページ

定例事務次官記者会見

(H13.11.29 (木)14:01〜14:08 厚生労働省記者会見場)

【広報室】

《事務次官会議について》

(次官)

 今日の事務次官会議は特別には、我が省関係のものはございませんので、私から特別に発言したものはございません。


《医療保険制度改革について》

(次官)

 医療制度改革、今本当の大詰めになったているわけでございまして、ただ主として政治の場で調整中と、こういうことでございますので私の方からこれについてコメントすることは差し控えさせていただきたいというふうに思っています。何か他にございましたらお答えを申し上げたいと思います。


《質疑》

(記者)

 コメントは控えられるということなんですけれども、厚生労働省の試案を出して、それについての最終調整が行われていて、最終場面だと思うんですけれども、与党最大の自民党からは重要な試案の中では、危惧していた部分についてかなり見送りの方向が強いと思うんですが、それについてどのようにお考えですか。

(次官)

 元々案を出す時にですね、ご批判はあるであろうと、強いご批判あるだろうというふうな認識の下で、ただご批判があるにしても、医療保険制度を守るためにはこういうシビアな案も、私どもとして提言していかざるを得ないと、こういうことで試案を出させていただいたわけでございます。ご批判は当然あるだろうし、予想されたとおりだというふうに思います。

(記者)

 今の修正といいますか、調整の方向は予想の範囲内。

(次官)

 まだ、結論が出ているわけではございませんので、出れば当然それに従って案を作ると、運営面においても、当然医療保険制度が成り立つように心がけるのは当たり前のことでございますけれども、それでもなおかつ制度改正があまりにも小規模にとどまった場合には、制度運営というのは非常に、どの制度においても厳しくなるだろうと、それだけははっきり言えると。
(記者)
 持続可能なという言葉の意味について、〜今おっしゃったように小規模にとどまった場合、医療保険制度というのは持続が不可能と言ったらよいのか、その辺はどのように。

(次官)

 これは想定ですし、保険者はたくさんありますので、個々の保険者によって変わってくると思いますけれども、財政面において厳しくなって、支払いが出来ない保険者というものが増えてくるだろうと、つぶすことが出来ない保険者については赤字が累積するだろうし、健保組合などについては解散ということも当然生じて来るだろうと。

(記者)

 当面の来年度予算編成にも影響があると思うんですが、結局決まってしまえば足りない部分はどうするかということになってくると思うんですが。

(次官)

 そこは全体は財務省が管理するということになると思います。私どもも良くそこを財務省と相談していかなければいけないと思いますけれども、今の段階まだ決まっておりませんし、これからの基本的方向は恐らく1両日中に決まると思いますけれども、それでも明細についてまで決まるわけでは無いと思いますから、それも含めて財務省と至急詰めなければいかんと思います。

(記者)

 制度の細かいところの組み立てなんですけれども、ワーキングチームは最終的な段階ですが、そことの絡みでどんな形のスケジュールが予想されるんでしょうか。またワーキングチームは何らかの形で関与するということはあり得るんでしょうか。

(次官)

 そのへんはわかりませんけれども、当然ワーキングチームだけではなくて、経済財政諮問会議とかの、そういう関係もあるでしょうし、その後においても、その後というのは30日の後においても、当然ワーキングチームというのは他の問題も当然ございますので、関与されると私ども思っております。これはワーキングチームで当然決めていただくことになろうと思います。

(了)


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