大臣等記者会見概要  厚生労働省ホームページ


定例事務次官記者会見

(H13.5.10(木)13:59〜14:07 厚生労働省記者会見場)

【広報室】

《事務次官会議について》

(次官)

 今日の次官会議では私の方からは特別にはございませんが、外務省の方から話がありました中で、14日からWHOの総会がございますので、私も政府代表ということで出席をさせていただきます。政府代表演説と円卓会議に出席するということに致しております。今回の総会では2002年と2003年、2年にいっぺんに決めるとこういうことになってますので、その予算の関係とかWHOの財政全般の問題でございますとか、あるいはHIV、エイズ対策等の感染症、それからたばこ対策の枠組み条約とこういったものが審議される予定でございます。こういったものに参加して参りたいと、こういう感じでございます。

《質疑》

(記者)

 WHOは比較的政治家が出席なさっているケースが多かったのではありませんか。
(次官)
 今までは何とか連休にやっていただいている時には大臣なり政務次官が出席というのがあったんですが、最近は5月中旬というのが多くて、したがって国会で法案を審議していただくということと、今まで政務次官は比較的国会答弁から解放されていたんですが、副大臣という制度になって総括政務次官時代からそうだったんですが、国会答弁を主として担当されるということだったものですからなかなか海外出張というのは、国会がなければ行っていただけるんですが、しかも私どもたくさん法案を抱えておりまして、まさに審議の真っ最中と、今年はたまたま予算委員会、こういう形になるわけですので、私の方で出席させていただく。
 ASEANの関係で、プラス労働大臣会議、これは今南野副大臣に行っていただいておりまして、たまたま代表質問の時で副大臣がたまたま当たらない時期に当たったということでお許しをいただいた、こういう事情でございます。
(記者)
 政務官はそういう時の代わりはまだする立場にないという認識ですか。
(次官)
 政務官も当然有り得るわけですが、政務官というのはまさに国会担当という形で、国会連絡あるいは国会への私どもの同意人事の説明とかですね、そういうことで国会業務があるときには原則まかりならんこういうふうな形になっておるものですから、これもなかなか実際問題として難しい、こういう事情がありまして私は比較的自由であるということで出席させていただくこういうことであります。ですからここのところだいたい事務次官がWHOに行っているケースが多いです。
(記者)
 明日熊本地裁でハンセン病の判決が、初めての司法判断となるわけですが、今率直にどんな形で迎えられようとしているのですか。
(次官)
 これは司法の判断を厳粛に受けますとこういうことだろうと思いますが、私が事務当局から聞いているところによりますと、立法行為で、立法を執行していると、権限乱用とか立法を超えてということではなく、立法そのものにおかしいと、こういうことで、立法そのもので今まで国が賠償責任を負ったという例は無いようでございまして、それとはっきり申し上げて入っていられる期間が人によってまちまちですよね、はっきり言って20年超えて入っているような方、30年超えて入っているような方、比較的数は少ないんですが最近入っていらっしゃる方、こういう方に対する人権抑圧的な要素ですね、かなり人によって差があるわけですね、それがどのように、訴訟の方ではまさに一律にというわけですから、その一律というのがあるのかなという感じが個人的にはいたします。これはいずれにしましても司法当局の判断を待って、我々としての対応を決めて行かなくてはならんということで、これは静かに明日の判決を待つとこういうふうに考えております。
(記者)
 無年金障害者の問題について社会保険審査会のいわゆる通知が行われているようですけれども、次官として審査会の方の結論についてどう評価されますか。
(次官)
 これもまさに法律に基づいて行っておりますので当然の裁決であろうと私は受け取っておりますし、実体的なことから言っても年金制度は、まさに社会保険制度でできておりますので、納めている方も納めてない方も一緒のような給付が出るのであれば、これは納める人は無くなるだろうということで、今の制度の中では裁決というのは妥当ではないかと、こういうふうに私は考えております。

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