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谷畑副大臣記者会見概要

(H16.5.17(月)12:17〜12:29 省内会見場)
【広報室】
《年金実績について》

(谷畑大臣)

 厚生労働副大臣の谷畑孝でございます。先週13日からブルネイにおきまし て、ASEAN+3中国、韓国、日本ということで、労働問題についての国際会議がございまして、日本が議長ということで国会も開会中でございますので、例年副大臣が出席をしているということで国際会議に出席をいたしまして、昨日帰ってきたところでございます。先日、森副大臣そして政務官を含めて記者会見があったわけでありますけど、私そういうことで公務で出張していましたので、秘書の方が出席をして説明をしていただいたところでありますけれども、私昨日帰ってまいりましたので改めて私の方から説明をしたいということで、今日記者会見をやらさせていただいたということでございます。私の国会議員としての公的年金への加入納付状況についていは、平成元年8月から平成7年6月の5年11ヶ月間について、未加入期間がありました。これは参議院議員になる前に厚生年金に入っておりましたが、参議院議員になった際、団体役員を辞めたため厚生年金が自動的に停止になりました。その際国民年金への切り替えの手続きをすべきところ、当時は年金についての認識不足というのかその手続きをしていなかったということでございます。年金保険料を納めることは国民の義務であり、国民世論の中から政治不信ということの大きな火種にもなってるわけでありますから、私も厚生労働の副大臣としてその責任を強く感じているところでございます。以上です。
《質疑》

(記者)

 国会議員になられた直後の平成元年7月に当選されて8月から未加入ということでしょうか。
(谷畑副大臣)
 そうですね。それは正直な話、38歳で大阪選挙区の非常に厳しい選挙、補欠選挙1回、2回やって通ってきまして、この年金が厚生年金でずっと自動払いというか天引きされていたということで、私としては全く本当に無知で申し訳ないんですけど、まだ42歳ばかりであったということもあって、そのとき通知が来ていれば納付とか、通知とかそういう形であればこのミスがなくて済むはずなところだと思うんですけども。非常に今認識不足ということで、今から振り返ってみると重ね重ね非常に残念であると思っております。
(記者)
 途中で気づかれて国民年金に入られたということでしょうか。
(谷畑副大臣)
 そうです。というのは参議院6年間終わりまして、そうしてまた厚生年金に入ったものですから、それから少し、6年間参議院議員もさせてもらったり国会議員をしていく中で私自身年金というのは自分自身どうなってるんだろう、大事だということでそのように認識してですね、国民年金に加入させてもらった。衆議院通ってからですね。
(記者)
 それは国民年金に加入。
(谷畑副大臣)
 そうです。
(記者)
 そのとき事後納付という形で2年遡って保険料の納付はされましたでしょうか。
(谷畑副大臣)
 いや、ほんと恥ずかしながらそれのこともわからなかったというのか、それを知っていればわかっていればすぐにするんですけども、これ本当に申し訳なく思っております。
(記者)
 市役所に届けられたときには、事後納付をしませんかとかできますよとかいう説明も受けられてない。
(谷畑副大臣)
 はい。それもちょっとこっちもバタバタしているものですから、地元の人のみんなにしてもらっている、ちょっと僕なりに気になるものですから1回ちゃんとしておきたいんだということで、それで払ったという記憶であるんです。それもだいぶ前のことで今振り返ってみたら、私自身そういうことで払ったと思います。
(記者)
 今回国会一連の未納問題がある中で、自分の未納期間、未加入期間があったということは認識されていたと。
(谷畑副大臣)
 正直な話、いわゆる多少未納期間はあったとは少し認識をしていたと思いますけれども、しかしもっとしっかりと、この間、安倍幹事長が5月7日にそれぞれの議員が、それぞれのことを自分自身の責任でちゃんとすべきだということで、これで私自身しっかりと調べよう、と言ったらおかしいのですけれども、自分のことについて調べてもらって、それでこの5年11ヵ月が未納であったということをしっかりと認識したということです。
(記者)
 社会保険庁に問い合わせたのはいつなのですか。
(谷畑副大臣)
 その幹事長の5月7日だったと思います。
(記者)
 加入歴を受け取ったわけですか。
(谷畑副大臣)
 はい。
(記者)
 それは何日付で受け取られたのですか。
(谷畑副大臣)
 5月10日。
(記者)
 国会議員になられる前には、いろいろ多彩なご経歴だと思うのですけれども、その間は全て厚生年金。
(谷畑副大臣)
 厚生年金です。
(記者)
 未納、未加入全てなし。
(谷畑副大臣)
 自分ではそう思ってますけれども。
(記者)
 そこまでは確かめられていない。
(谷畑副大臣)
 役所に入って、それからですから、だからいわゆる民主党さんもみなそうですけれども、与野党間の中におけるいわゆる強制加入ですか、昭和61年それ以降は私としては厚生年金をきっちり払ってきたと、こう思っております。
(記者)
 昭和60年以前は。
(谷畑副大臣)
 それはまた調べてみないと、でもそれもちゃんと払っていたと思います。
(記者)
 それは社会保険庁に問い合わせると加入歴が全部出てくると思うのですけれども、そこで未納、未加入があるかどうかは確かめていない。
(谷畑副大臣)
 しかし今言いましたように、強制加入、民主党の公表だってそうだし、それに合わさせてもらったということですので、そういう認識をしてます。いずれにしても昭和61年から。
(記者)
 いやいや強制加入と言えば、昭和36年から年金は強制加入なのですけれども。
(谷畑副大臣)
 それは一般の方です。国会議員は昭和61年からです。
(記者)
 なられたのが平成元年7月ですよね。それ以前は強制加入の対象として、国民としては強制加入の対象者でしたよね。
(谷畑副大臣)
 国会議員としては昭和61年ということで、民主党を含めて。
(記者)
 そうすると国会議員になられる前は、特に公表される予定お気持ちはないと。
(谷畑副大臣)
 はい。いや、ないと言うよりも、私は厚生年金にずっと入っていたと認識していますし、そう思っております。
(記者)
 社会保険庁に確かめれば、全ての加入歴が出てくると思うのですけれども、それは見られたのですか。
(谷畑副大臣)
 それは私見てませんけれども、昭和61年の私の関わっているところは、そういうふうにさせてもらって、今発表しているわけですので、そういうことにしておきたいと思います。
(記者)
 留めたいと。
(谷畑副大臣)
 はい。
(記者)
 その前は特に公表するおつもりは。
(谷畑副大臣)
 改めて調べるつもりはありません。
(記者)
 この件を受けて、辞任等をされるというお考えというのは。
(谷畑副大臣)
 正直な話、こういう状況になって人よりも責任も感じていろいろ思いますけれども、やはりきちんと仕事を職務を、だからこそ年金の未納の問題だとか、未加入の問題とかということも含めて、今後与野党でそのことについてどうしてそれを防いでいくか、そういうことが議論されておりますので、むしろそういう経験の中でこそ、職務の中でそういう経験を生かして、よりよい年金行政のプラスになるように尽力が出来るのではないか。それが一つの責任の取り方ではないかと、このように思っております。総理に一任したいと思っております。
(記者)
 確認ですけれども、昭和61年以前のことは公表されないということは何かの基準に。
(谷畑副大臣)
 いやいや基準ではなくて、今、与野党間で大体の流れとして、特に民主党 さんの公表に基づいて、同じ形でいきたいと、こう思っておりまして、単なるそれだけのことです。
(記者)
 5月10日に受け取られて、坂口厚生労働大臣にはいつ報告されたのでしょうか。
(谷畑副大臣)
 今朝。昨日帰ってきましたので、今日ご報告をして参りました。非常に私自身、厚生労働大臣にご迷惑をかけたということについて、また私の未加入の問題について、陳謝をして参りました。
(記者)
 10日にすぐ公表されなかった理由は。
(谷畑副大臣)
 それは与野党間の話し合いもありますし、そういう状況、あるいはまた森副大臣が私が出発したその日、少し時間はずれましたけれども、記者会見をするということでしたので、それでそれに併せて、私はいなかったけれども、秘書を参加させてもらってさせてもらったと、こういう経緯です。
(記者)
 自民党の他の議員も公表すべきだと思われますか。
(谷畑副大臣)
 それはそれぞれの議員さんのこれは責任というのか、そういうことだろうと思います。
(了)

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