照  会  先

社会・援護局業務課調査資料室
担当 室長補佐 遠藤 豊二
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平成20年5月16日

ロシア連邦政府から引き渡された「旧ソ連邦抑留中死亡者名簿」について

旧ソ連邦抑留中死亡者については、これまで機会あるごとにロシア連邦政府等に新たな名簿の提供を要請してきたところですが、平成20年4月14日、モスクワにおける日露外相会談時に、ラヴロフ外務大臣から高村外務大臣に対して、「旧ソ連邦抑留中死亡者名簿」134名分が引き渡されました。

厚生労働省において調査した結果、同名簿にはこれまでに提供された名簿に登載されていなかった死亡者5名が登載されていることが判明しましたのでお知らせします。

1.引き渡された名簿(厚生労働省受領日:平成20年4月16日)

(1)概要

第46収容所付属病院で死亡した者の名簿

(2)表紙

「第46収容所付属病院捕虜・抑留死亡者登録簿」

自 1946年1月 2日
至 1948年1月28日

(3)登載者数

134名(ただし、ドイツ人1名を含む。)

(4)主な記載項目

氏名、生年、階級、死亡年月日

2.調査結果

134名のうち、新たな死亡者と判明したもの5名、平成3年に提供された名簿と重複であったもの128名、ドイツ人1名。

3.今後の対応

(1)新たな死亡者と判明した5名については、平成3年に提供された「第46収容所・チョープロエオゼロ地区」に係る名簿に追加します。

(2)新たな死亡者と判明した5名については、保管資料で死亡者本人の特定ができたことから、遺族調査を行い記載内容を関係遺族にお知らせします。

(3)また、重複であった128名のうち、これまで未特定であった5名についても、今回の名簿資料によって新たな情報が提供され、死亡者本人の特定ができたことから、遺族調査を行い記載内容を関係遺族にお知らせします。

(4)今後とも、外務省と十分連携を取りながら、様々な機会を通じ、ロシア連邦政府等に新たな死亡者名簿及び埋葬地に関する資料の提供を求めていくこととしています。

(参考)

「旧ソ連邦抑留中死亡者名簿の調査進捗状況」(平成20年5月16日現在)

・登載者総数(ロシア連邦政府等から提供された数)

40,940名

・身元が確認できた者32,009名


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