厚 生 労 働 省 発 表

平成20年4月14日(月)





職業安定局雇用政策課

課          長 小川 誠

介護労働対策室

室          長 増田 嗣郎

室  長  補  佐 佐藤 俊彦

TEL 5253-1111(内線5785)

3502-6770(夜間直通)


 

「介護労働者の確保・定着等に関する研究会」の開催について

少子高齢化の進行等のなか、介護サービス分野へ進出する事業者や介護に携わる者は増加しており、今後もその需要の増大が見込まれるところである。一方、近年の景気回復等に伴い、他の分野における採用意欲も増大していることや介護サービス分野の高い離職率とも相まって、一部の地域や事業所では強い人手不足感が生じているとともに、介護労働者の雇用管理の改善が必ずしも進んでいない状況にあることなどから、将来にわたって安定的に人材を確保する仕組の構築が求められている。

これらの背景としては、多様な人材や潜在的な有資格者が存在するものの介護サービス分野において労働者の確保にいたっていないこと、また、介護事業所には雇用管理等が不十分なところがみられることやキャリアの先行きが必ずしも明らかでないことから離職者が多いことなどがあげられる。このため、介護労働力の需給調整機能を強化することや、適切な支援を行うことで雇用管理の改善が効果的になされることが期待されることから、様々な視点から分析を行い、介護労働者が誇りをもって生き生きとその能力を発揮して働くことができるようにする対策を早急に検証する必要がある。

こうした状況を踏まえ、介護労働者の雇用管理の改善、ハローワーク等の支援による人材の参入促進、安定的な人材の確保等という観点から検討を行う「介護労働者の確保・定着等に関する研究会」を開催することとする。


「介護労働者の確保・定着等に関する研究会」

検討事項

・ 介護労働者の雇用管理の現状の把握及び分析

・ 介護労働者の雇用管理の在り方

・ 介護労働力の確保・定着のための支援策 など

検討スケジュール

・ 4月18日(金)に「第1回介護労働者の確保・定着等に関する研究会」を開催し、介護労働の状況、議論の進め方、その他について議論し、以後業界団体ヒアリング等を通じて、7月末頃までに中間報告をとりまとめる予定。


「介護労働者の確保・定着等に関する研究会」参集者

大  橋  勇  雄中央大学大学院戦略経営研究科教授
 河      幹  夫神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部教授
 北  浦  正  行社会経済生産性本部事務局次長
 駒  村  康  平慶應義塾大学経済学部教授
 佐  藤  博  樹東京大学社会科学研究所教授
 堀  田  聡  子東京大学社会科学研究所助教
 皆  川  宏  之千葉大学法経学部法学科准教授
  
(注) ◎は座長(敬称略)

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