厚生労働省発表
平成20年3月7日(金)
大臣官房国際課
 G8労働大臣会合開催準備室
 室   長:瀧原 章夫
 課長補佐:中村 かおり
電話番号:03-5253-1111
(内線7997)
夜間直通:03-3595-3083

G8労働大臣会合準備会合の結果概要について

厚生労働省では、本年5月に新潟で開催されるG8労働大臣会合(以下「新潟会合」という。)を円滑に推進するため、平成20年2月28日(木)、29日(金)の2日間、千葉県千葉市にある(財)海外職業訓練協会(略称:OVTA)の会議場において準備会合を開催し、G8各国、欧州連合(略称:EU)、国際労働機関(略称:ILO)及び経済協力開発機構(略称:OECD)の事務レベル担当者(労働・雇用担当省局長及び課長級)により、本会合で取り上げるべき議題及びその内容、G8労働大臣会合の日程等について協議を行った。

なお、本準備会合における結果概要は、下記のとおり。

※…日本、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、カナダ及びロシア

1 議題及びその内容について

新潟会合では、グローバル化及び高齢化の下で、労働者個人に政策立案上の重点を置き、一人ひとりの労働者が一生涯を通じて安心して生活できる溌溂(はつらつ)とした持続的社会の実現に向けた雇用・労働政策の在り方を議論することとした。主議題は、「溌溂とした持続可能な社会の実現に向けたベストバランスを求めて」とし、これを次の3つの観点から議論することで調整することとなった。

[1] 長寿化時代において労働者一人ひとりの人生を充実させる観点に立った、仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)、健康な勤労者生活及び生涯キャリア形成を中心とした議論

[2] 就職困難者及びグローバル化や技術進歩に乗り遅れた地域に対する統合的雇用サービス等雇用機会の確保に係る支援の重要性を中心とした議論

[3] グローバル化社会におけるG8の役割を意識し、途上国との関係や気候変動への適応や環境にやさしい働き方など「労働と環境」に焦点を当てた議論

2 アウトリーチ国の招へいについて

上記1の[3]に係る議論を深めるため、アウトリーチ国(G8各国、EU、ILO及びOECD以外の国)として、タイ及びインドネシアを招へいすることとなった。

3 新潟会合の日程について
新潟会合における日程の概略については、次のとおりとなった。

[1] 平成20年5月11日(日)

・ ソーシャルパートナー(国際的使用者団体及び労働者団体代表)との対話

[2] 平成20年5月12日(月)

・ 厚生労働大臣による新潟会合開会スピーチ

・ 上記1の[1]及び[2]に係る議論

[3] 平成20年5月13日(火)

・ 上記1の[3]に係る議論

・ 総括討議

・ 記者会見及び写真撮影


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