平成19年 9 月19日
食品安全部監視安全課
  道野 輸入食品安全対策室長
  担当:蟹江、鶴身(内線2477、2474)

タイ産ベビーコーンの取扱いについて

デンマーク及びオーストラリアで発生した赤痢菌感染事例に関連するとされている、タイ産ベビーコーンと同一の包装業者が出荷したベビーコーンが我が国に輸出されている可能性があるとの情報を、タイ政府等から昨日入手しました。

このため、本年1月以降輸入されたタイ産ベビーコーンの輸入者に対して調査を行ったところ、当該包装業者が出荷したベビーコーンが1.8トン(2輸入者)確認されたため、念のため関係自治体を通じて販売・使用の中止及び既に販売されたものの回収を指導したのでお知らせします。

また、当該包装業者が出荷したタイ産ベビーコーンの輸入届出がなされた場合は、輸入手続きを保留するように、昨日、検疫所に指示しました。

なお、現在までに国内でタイ産ベビーコーンによる細菌性赤痢患者の発生報告はありません。

〈参考1〉 赤痢菌は加熱調理(70℃1分以上)により死滅させることが可能。

〈参考2〉 デンマークの赤痢菌感染事例の概要

本年8月16日、デンマーク政府が国内で赤痢菌感染症が発生した旨を公表。疫学調査の結果、8月上旬に2つの会社の食堂のサラダバーで提供されていたタイ産生鮮ベビーコーンが原因食品として疑われるとされ、患者数は120名とされている。

〈参考3〉 タイ産ベビーコーンの輸入実績(平成19年1月〜9月14日:速報値)

品名 届出件数 届出重量(トン)
生鮮:ベビーコーン 1,263 316
水煮:ベビーコーン 168 2,166
加熱後冷凍食品(未加熱):ベビーコーン 16 72
合 計 1,447 2,554

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