平成19年3月30日 《照会先》 ・厚生労働省健康局生活衛生課 山田、佐野 (代表03-5253-1111) (内線2433・2439)(直通3595-2301) |
産業活力再生特別措置法に基づく「事業再構築計画」の認定について
厚生労働省は、産業活力再生特別措置法に基づき、大和リゾート株式会社 |
1 認定制度の概要
産業活力再生特別措置法は、我が国に存する経営資源の効率的な活用を通じて生産性の向上を実現するため、事業者が実施する事業再構築を円滑化するための措置等及び新事業の開拓を支援するための措置を講じ、我が国産業の活力の再生を速やかに実現することを目的としている。
同法に基づき、事業者が事業計画(当該事例においては、「事業再構築計画」)を作成し、主務大臣(その事業を所管する大臣として厚生労働大臣)の認定を受けた場合に、登録免許税の軽減などの税制の特例、会社法の特例(手続の簡素化)等の利用が可能となる制度である。
2 認定企業の概要
(1)企業名等
大和リゾート株式会社
(代表取締役社長 大塚 敬一)
(2)事業計画の種類及び概要
・ 事業計画の種類:「事業再構築計画」
・ 事業計画の概要
大和リゾート株式会社は、親会社である大和ハウス工業株式会社より運営管理を受託しているリゾートホテル部門を譲り受け、事業に対する責任の所在を明確にし、経営のスピード化を図ることで生産性を向上させ、事業の健全化を行う。また、機動的に設備投資・リニューアルを行えるよう大和ハウス工業株式会社を引受先とする増資を行い、財務体質を強化する。
企業価値を高め経営基盤を強化する方策としては、当該ホテルを保養所として契約している企業を中心に、生活習慣病対策として平成20年4月から導入される予定の医療保険者に対する健診・保健指導等の義務化を先取りしたホテル滞在商品等を提供することにより、収益力の向上を図ることとしている。
○大和リゾート株式会社の概要所 在 地:大阪市北区梅田三丁目3番5号 |
認定事業再構築計画の内容の公表
1 認定した年月日 平成19年3月30日
2 認定事業者名 大和リゾート株式会社
3 認定事業再構築計画の目標
(1)事業再構築に係る事業の目標
大和リゾート株式会社は、親会社である大和ハウス工業株式会社よりリゾートホテル部門の運営管理を受託している。受託している事業は、1978年に始めて以来、バブルの崩壊に伴う景気の低迷及び過大な減価償却費の負担により赤字が続き、2003年3月期には、建物の大規模な臨時償却をして減価償却費を減らすなどの措置をとったが、営業利益率は2〜3%程度にとどまっており、これまでの多額な投資に対する回収ができていない。投資に対する回収を行うためには抜本的な改革が必要であり、責任の所在を明らかにするため事業再構築計画の申請に先立ち、代表取締役社長を交代し、組織を強化した。
当該社は、この度、大和ハウス工業株式会社からリゾートホテル事業部門を譲り受け、グループのリゾートホテル事業を行うことにより、事業に対する責任の所在を明確化し、経営のスピード化を図ることで、生産性を向上させ、事業の健全化を行うことを目標とする。 具体的には、大和ハウス工業株式会社の所有するダイワロイヤルホテルズの土地建物等及び会員からの預託金を譲り受け、事業主体となってダイワロイヤルホテルズを経営する。また、機動的に設備投資・リニューアルを行えるよう大和ハウス工業株式会社を引受先とする増資を行う。
(2)生産性及び財務内容の健全性の向上を示す数値目標
平成21年度には、平成18年度に比べて、従業員1人あたりの付加価値額を8.9%向上させることを目標とする。
また、財務内容の健全性について、平成21年度には、経常収支比率を105.2%とし、有利子負債については、申請時の0を維持することを目標とする。
4 認定事業再構築計画の内容
(1)事業再構築に係る事業の内容
[1]中核的事業
リゾートホテル事業
[2]選定理由
当該社は、これまで大和ハウス工業株式会社からホテル等の運営管理を受託してきた。リゾートホテル事業は、従来より培ってきたノウハウが最大限に生かされる事業であり、今後は、事業主体としてさらに責任を持って経営のスピードを早めて、事業展開していくことができる。
[3]事業再構築に係る事業の内容
(事業の構造の変更)
当該社は、大和ハウス工業株式会社からダイワロイヤルホテルズ28ケ所、その他のホテル3ヶ所及びゴルフ場10ケ所の運営を委託されている。平成19年3月に、ビジネスユースが多いホテルや不採算ホテルなど改善の見込みのたたないホテルを除いて、大和ハウス工業株式会社の所有するリゾートホテルの土地建物等を譲り受け、事業主体としてリゾートホテル事業を行う。これにより、経営のスピード化、責任の所在の明確化を図り、今後の事業革新をスムーズに行えるようにする。また、大和ハウス工業株式会社を引受先とする第三者割当増資を行い、機動的に設備投資・リニューアルを行えるようにする。
(事業革新)
当該社は、新商品として【1】健康に配慮した食事とエクササイズを複合したホテ ル滞在商品、【2】団塊の世代をターゲットにした商品等を提供し、リゾートホテルとして商品価値を向上させる。具体的には、40歳以上のメタボリックシンドローム該当者を対象とした保健指導の実施の義務付けを背景とし、当該社の大自然豊な立地条件といったインフラ及び当該社のホテルを保養所として契約を締結している企業約1,000社に対する営業力を活用し、企業の従業員の健康管理指導に積極的に活用されるよう生活習慣病撃退ホテルステイセミナー等を商品化する。また、シルバーエイジの余暇の過ごし方にフィットした平日会員権の販売を一層強化する。
以上により、平成22年3月期には、事業革新による売上を全売上の1.4%とすることを目標とする。
(2)事業再構築を行う場所の住所
大阪市北区梅田三丁目3番5号
大和リゾート株式会社本社
(3)事業再構築を実施するための措置の内容
別表1のとおり
(4)事業再構築に伴い譲り受ける不動産の内容
別表2のとおり
(5)事業再構築の実施時期
事業再構築の開始時期及び終了時期
開始時期:平成19年3月
終了時期:平成22年2月
5 事業再構築に伴う労務に関する事項
(1)事業再構築の開始時期の従業員数(平成19年3月時点)
3,795人
(2)事業再構築の終了時期の従業員数(平成22年2月時点)
3,825人
(3)事業再構築に充てる予定の従業員数
3,825人
(4)(3)中、新規に採用される従業員数
753人
(5)事業再構築に伴い出向または解雇される従業員数
出向予定人員数:0人
転籍予定人員数:0人
希望退職の募集予定人員数:0人
解雇予定人員数:0人
別表1
事業再構築の措置の内容
措置事項 | 実施する措置の内容及びその実施する時期 | 期待する支援措置 |
事業の構造の変更 | ||
事業又は事業に必要な |
当該社は、大和ハウス工業株式会社からリゾートホ テルの土地建物等の資産及びリゾートホテルの会員 預り金等の負債を譲り受ける。 (1)【譲渡を行う会社】 (2)【譲渡を受ける会社】 (3)【譲り受ける資産等の内容】 (4)【譲渡期日】 |
租税特別措置法第80 地方税法附則11条の |
資本の相当程度の増 |
・増加前資本金:84百万円 |
租税特別措置法80条 1項1号(認定事業再 構築計画等に基づき 行う登記の税率の軽 減) |
事業革新 | ||
第2条第2項第2号イ |
当該社は、新商品として(1)健康に配慮した食事と 以上により、平成22年3月期には、事業革新に |
別表2
施 設 名 | 所 在 地 | TEL ・ FAX | ||||
鹿部ロイヤルホテル | 〒041-1496 北海道茅部郡鹿部町字本別530-127 | TEL.01372-7-3241 FAX.01372-7-3944 |
||||
八幡平ロイヤルホテル | 〒028-7394 岩手県八幡平市松尾寄木第一地割590-5 | TEL.0195-78-3312 FAX.0195-78-3329 |
||||
宮城蔵王ロイヤルホテル | 〒989-0916 宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉字鬼石原1-1 | TEL.0224-34-3121 FAX.0224-34-3177 |
||||
裏磐梯ロイヤルホテル | 〒969-2701 福島県耶麻郡北塩原村大字桧原字剣ヶ峯1093-309 | TEL.0241-32-3121 FAX.0241-32-3130 |
||||
りんどう湖ロイヤルホテル | 〒325-0302 栃木県那須郡那須町大字高久丙字海道下4449-2 | TEL.0287-76-1155 FAX.0287-76-1166 |
||||
南房総富浦ロイヤルホテル | 〒299-2404 千葉県南房総市富浦町多田良1212 | TEL.0470-33-4488 FAX.0470-33-4431 |
||||
大泉高原 八ヶ岳ロイヤルホテル | 〒409-1501 山梨県北杜市大泉町西井出8240-1039 | TEL.0551-38-2911 FAX.0551-38-2961 |
||||
信州松代ロイヤルホテル | 〒381-1215 長野県長野市松代町西寺尾1372-1 | TEL.026-278-1800 FAX.026-278-1818 |
||||
浜名湖ロイヤルホテル | 〒431-0101 静岡県浜松市雄踏町山崎4396-1 | TEL.053-592-5511 FAX.053-592-5522 |
||||
砺波ロイヤルホテル | 〒939-1492 富山県砺波市安川字天皇330 | TEL.0763-37-2300 FAX.0763-37-2333 |
||||
能登ロイヤルホテル | 〒925-0156 石川県羽咋郡志賀町字矢蔵谷ラ-1 | TEL.0767-32-4000 FAX.0767-32-3120 |
||||
山中温泉河鹿荘ロイヤルホテル | 〒922-0126 石川県加賀市山中温泉河鹿町ホ−100 | TEL.0761-78-0017 FAX.0761-78-0015 |
||||
伊勢志摩ロイヤルホテル | 〒517-0295 三重県志摩市磯部町的矢字笠取939-6 | TEL.0599-55-2100 FAX.0599-55-2688 |
||||
長浜ロイヤルホテル | 〒526-0066 滋賀県長浜市大島町38 | TEL.0749-65-1200 FAX.0749-64-2005 |
||||
天橋立 宮津ロイヤルホテル | 〒626-8510 京都府宮津市字田井小字岩本58 | TEL.0772-25-1188 FAX.0772-25-1377 |
||||
橿原ロイヤルホテル | 〒634-0063 奈良県橿原市久米町652-2 | TEL.0744-28-1511 FAX.0744-28-6644 |
||||
串本ロイヤルホテル | 〒649-3511 和歌山県東牟婁郡串本町くじ野川字大浦之谷1184-10 | TEL.0735-62-7730 FAX.0735-62-7760 |
||||
紀州南部ロイヤルホテル | 〒645-8501 和歌山県日高郡みなべ町山内字大目津泊り348 | TEL.0739-72-5888 FAX.0739-72-5757 |
||||
南淡路ロイヤルホテル | 〒656-0503 兵庫県南あわじ市福良丙317 | TEL.0799-52-3811 FAX.0799-52-3770 |
||||
大山ロイヤルホテル | 〒689-4192 鳥取県西伯郡伯耆町丸山中祖1647-13 | TEL.0859-68-2323 FAX.0859-68-3233 |
||||
土佐ロイヤルホテル | 〒781-5703 高知県安芸郡芸西村西分甲2995 | TEL.0887-33-4511 FAX.0887-33-4512 |
||||
北九州八幡ロイヤルホテル | 〒805-0002 福岡県北九州市八幡東区枝光1-1-1 | TEL.093-662-1055 FAX.093-662-1023 |
||||
玄海ロイヤルホテル | 〒811-3514 福岡県宗像市田野1303 | TEL.0940-62-1600 FAX.0940-62-4000 |
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唐津ロイヤルホテル | 〒847-0017 佐賀県唐津市東唐津4-9-20 | TEL.0955-72-0115 FAX.0955-72-0120 |
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別府湾ロイヤルホテル | 〒879-1508 大分県速見郡日出町大字平道字入江1825 | TEL.0977-72-9600 FAX.0977-72-9700 |
||||
霧島ロイヤルホテル | 〒899-4201 鹿児島県霧島市霧島田口2703-5 | TEL.0995-57-2111 FAX.0995-57-1731 |
||||
沖縄残波岬ロイヤルホテル | 〒904-0394 沖縄県中頭郡読谷村字宇座1575 | TEL.098-958-3838 FAX.098-958-3970 |