平成18年9月15日
担当 厚生労働省大臣官房国際課
課長 妹尾 吉洋
課長補佐 六本 佳代
電話5253-1111 (内)7308
夜間直通 3595-2402


第14回ILOアジア地域会合について(結果概要)


 今般開催された、国際労働機関(ILO)の第14回アジア地域会合の結果概要は下記のとおり。
 なお、ILOの地域会合は、アジア、アフリカ、米州及びヨーロッパの各地域別に概ね4年に一度開催される会合で、各地域における雇用・労働政策やILOの活動方針のあり方について討議が行われているものである。


1.会期及び場所
2006年8月29日〜9月1日、大韓民国、釜山

2.出席者
 (1)アジアを中心とした約40カ国の政労使代表団、ILO事務局幹部等が出席。
 (2)我が国からの出席者は別添1(PDF:83KB)のとおり。


3.議事の概要
 (1)開会式
(1) 開催国、主催者より挨拶(ノ・ムヒョン韓国大統領、ファン・ソマビアILO事務局長)
(2) 来賓挨拶(スリランカ首相、ヨルダン首相)
 (2)全体討議
(1) ILO事務局より、アジアにおけるディーセント・ワーク(適切な仕事)の実現に向けた課題について基調報告
(2) 各国政労使代表による討議
 我が国政府代表として、我が国において実施されている雇用政策がディーセント・ワークの実現につながるものであることを述べるとともに、ディーセント・ワークの実現における技能開発及び労働安全衛生の重要性並びに我が国の貢献の意志を表明。

 (3)個別討議(議題は以下のとおり)
(1) グローバル化する情勢における競争力、生産性、雇用
(2) アジアにおけるディーセント・ワーク達成のための労働市場統治
(3) ミレニアム世代:若年者のための人間らしい雇用
(4) 労働移民:ILO多国間枠組実施に向けた地域的戦略

 (4)閉会式
 結論文書を採択


4.結論文書の主な内容
  結論文書(別添2(PDF:198KB))の主な内容は以下のとおり。
  (1) 今後2015年までを「アジアにおけるディーセント・ワークの実現に向けた十年」とし、この間に地域内のディーセント・ワークの実現を図ること
  (2) そのため、地域内の連携及び政労使三者間の対話を重視すること
  (3) 各国は、基本的な国際労働基準の遵守、雇用の創出等に優先的に努めること
  (4) ILO事務局は、各国における基本的な国際労働基準の遵守等について援助を行うこと


(参考)ディーセント・ワークについて (PDF:76KB)

(参考リンク)
 第14回アジア地域会合に関するILO駐日事務所の発表:
 http://www.ilo.org/public/japanese/region/asro/tokyo/new/index.htm#41

 第14回アジア地域会合に関するILO本部のページ:
 http://www.ilo.org/public/english/standards/relm/rgmeet/asia.htm


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