第48回「水道週間」実施要綱


1.名称    第48回「水道週間」

2.期間    平成18年6月1日(木)から6月7日(水)まで

.趣旨
 我が国の水道は、今やほとんどの国民が利用できるまでに普及しており、健康で文化的な国民生活や様々な社会経済活動を支える必要不可欠な生活基盤施設として、重要な役割を果たしているところである。
 一方、水道については、老朽化しつつある施設の更新、地震等の災害対策の推進、安全・快適な水の供給の確保等に関する取組みが求められている。
 このため、平成16年6月に策定された「水道ビジョン」及びその推進のために17年10月に推奨した「地域水道ビジョン」を踏まえて、安全で良質な水を安定的に供給できる、より質の高い、国民に信頼される水道の構築とともに、給水装置に関する制度の円滑な実施等を推進していく必要がある。
 こうした状況を踏まえ、水道について更に国民の理解を深め、もって水道事業の今後の発展に資するため「水道週間」を設け、関係者が連携して広報活動等の運動を重点的に実施するものである。

.実施機関
(1) 主催  厚生労働省及び水道週間の趣旨に賛同する都道府県
(2) 協力団体   社団法人日本水道協会
  社団法人日本水道工業団体連合会
  社団法人全国上下水道コンサルタント協会
  財団法人水道技術研究センター
  財団法人給水工事技術振興財団
  全国簡易水道協議会
  全国管工事業協同組合連合会
  全国給水衛生検査協会
  株式会社日本水道新聞社
  株式会社水道産業新聞社

.実施目標
 本年は、「安全と おいしさごくり 水道水」をスローガンに、次の(1)から(7)までに掲げる事項を広報活動等の主な目標とし、各地域の実情に即して実施するものである。

(1) 地震等の災害に強い水道づくりを進めるため、国民の理解と協力を求めること。
(2) 渇水や水需要の増大に対処するため、水源開発の必要性や節水の重要性について、国民の理解を求めること。
(3) 感染性微生物問題等の新たな水質問題への対応を含めて、安全で良質な水道水の供給を確保するため、水道水源の水質保全や高度浄水施設の整備について、国民の理解と協力を求めること。
(4) 給水装置に関する制度の円滑な実施を図るとともに、維持管理の重要性について理解と協力を求めること。
(5) 水道事業経営の仕組みや水道料金等について、正しい知識を提供し、理解を得ること。
(6) 簡易専用水道や小規模貯水槽の管理について、正しい知識を提供し、管理の重要性について理解を得ること。
(7) 地域水道ビジョンについて、需要者への情報提供と理解の向上を図ること。

.実施方法
(1) 厚生労働省
 関係団体と連携を密にして、本運動の全国的な推進を図ることとし、概ね次に掲げる事項について実施する。
.都道府県、報道機関等への情報、資料の提供及びその協力による本運動の目標達成のための広報活動
.本運動の推進に必要な資料の作成及び配布
.中央行事の開催
(2) 都道府県
 水道週間の趣旨に賛同する都道府県は、市町村及び水道事業体の実情に応じた実施計画を作成する等、本運動の推進を図るため、概ね次に掲げる事項について実施する。
.報道機関等への情報、資料の提供及びその協力による本運動の目標達成のための広報活動
.保健所活動を中心とした小規模水道、簡易専用水道等の貯水槽、飲用井戸等の衛生確保に関する広報活動
.水道事業体等の行う本運動に対する指導及び援助
(3) 協力団体
 各団体の機能に応じ、広報計画、実施計画を作成し、本運動の推進を図るものとし、概ね次に掲げる事項について実施する。
.機関誌等の媒体、傘下会員等を通じた広報活動
.中央行事を始め諸行事の実施に対する協力及び援助
.本運動の実施に必要な情報等の提供

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