平成18年4月11日
(照会先)
医薬食品局安全対策課
課長  中垣 俊郎(2747)
室長  山田 雅信(2755)

ソフトコンタクトレンズの使用やソフトコンタクトレンズ洗浄液に関連した
眼の感染症についての米国FDAの公表について



 4月10日(米国東部時間)、米国医薬品食品局(FDA)は、医療関係者及びソフトコンタクトレンズの使用者に対して、米国内において数は少ないものの重篤な眼の真菌感染の報告が増加していることに関し、注意を喚起しています。

 FDAの公表によると、使用者に対しては、ソフトコンタクトレンズを取り扱う前に、手を石鹸でよく洗い、乾かすことなど、使用に関する注意を喚起しています。また、30人の真菌感染者のうち、28人はソフトコンタクトレンズを使用しており、うち26人はボシュロム社のソフトコンタクトレンズ洗浄液を使用していたとしています。米国・ボシュロム社は、自主的にコンタクトレンズ洗浄液「レニューモイスチャーロック」の出荷を止めた旨公表しました。

 なお、米国で出荷を停止した「レニューモイスチャーロック(有効成分:アレキシジン)」については、我が国では薬事法上の承認はなく、国内で製造販売されていません。我が国で流通しているボ社のソフトコンタクトレンズ用洗浄液としては、米国でも市販されている「レニュー」及び「レニューマルチプラス」(有効成分はいずれもポリヘキサニド)があります。これらの製品は出荷前に無菌試験が実施されています。

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