(栃木県と同時発表)
平成18年3月22日
厚生労働省医薬食品局
監視指導・麻薬対策課  光岡(内線2763)
 児玉(内線2762)


違法ドラッグ(いわゆる脱法ドラッグ)を試薬と称して
インターネット販売を行っていた業者に対する立入検査等について



 無承認無許可医薬品である「METHYLONE(メチロン)」、「2C−T−7」等の違法ドラッグ(いわゆる脱法ドラッグ)(以下「違法ドラッグ」という。)を試薬と称して不特定多数の者にインターネット販売していた販売業者に対して、下記のとおり厚生労働省及び栃木県が合同で、薬事法に基づく立入検査を行い、必要な措置をとりましたので、お知らせします。


1.  概要
 栃木県に対して、住民から情報提供があり、調査を行ったところ、「2.」に掲げる販売業者が薬事法に違反して、無承認無許可医薬品である違法ドラッグ(別紙記載)を無許可で販売している疑いが強まった。
 このため、3月6日、薬事法第69条第3項に基づく立入検査を実施し、違反製品である16製品について「4.」に掲げる措置を講じた。

2.  販売業者
  店舗の名称 :AMS RESEARCH
  所在地 :栃木県宇都宮市内

3.  違反の事実
 「2.」に掲げる販売業者は無承認無許可医薬品である違法ドラッグを無許可で、自社のインターネットホームページにおいて、試薬と称して広告し、栃木県内の店舗から不特定多数の者に対して販売していた。

  薬事法第24条第1項違反 (医薬品の無許可販売)
  薬事法第55条第2項違反 (無承認無許可医薬品の販売)
  薬事法第68条違反 (未承認医薬品の広告)

4.  講じた措置
 (1) 店舗内にあった違法ドラッグの廃棄を指導(別紙記載の16製品)
 (2) 違法ドラッグの販売、広告等の中止、自主回収を指導



(参考)


 ○  違法ドラッグについて
 違法ドラッグとは、麻薬等と同様に多幸感、快感等を高めるものとして販売されている製品であるが、乱用者自身の健康被害の発生にとどまらず、麻薬や覚せい剤等の乱用の契機(ゲートウェイ)となることも懸念されるとともに、犯罪等に悪用されるおそれもあるものである。
 平成17年2月25日付け厚生労働省医薬食品局監視指導・麻薬対策課長通知「いわゆる「脱法ドラッグ」に対する指導取締りの強化について」において、違法ドラッグについては、使用目的に係る標榜ぶり如何に関わらず、事実上、人体への摂取を目的として販売されていると判断される場合には、薬事法上の無承認無許可医薬品に該当し、取締りの対象になる旨を各都道府県等に通知している。
 なお、違法ドラッグの取締りをより実効あるものとするため、今通常国会に薬事法改正案を提出したところである。

 ○  2C−T−7について
 フェネチルアミン骨格を有する幻覚剤であり、幻覚作用、感情不安定を示すことから、平成17年度中に麻薬及び向精神薬取締法に基づく麻薬に指定する予定である。
 麻薬として規制された場合、使用、所持等も取締りの対象となる。

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(別紙)
薬事法違反製品
番号 品名 数量 備考
1 METHYLONE 150mg フェネチルアミン系
2 2C-T-7 15mg フェネチルアミン系
3 2C-E 20mg フェネチルアミン系
4 DOI 70mg フェネチルアミン系
5 2C-T-4 180mg フェネチルアミン系
6 DOC 2.65g フェネチルアミン系
7 BDB 300mg フェネチルアミン系
8 4-AcO-MIPT 100mg トリプタミン系
9 DIPT 3g トリプタミン系
10 4-AcO-DIPT 100mg トリプタミン系
11 クラートン濃縮(50-60% pure) 20g 植物系
12 ベニテングタケ 15倍濃縮 35g 植物系
13 Dagga 25倍濃縮 48g 植物系
14 Blue lily 10倍濃縮 20g 植物系
15 Hawaiian Baby Woodrose 8粒 植物系
16 カバカバ KAVA 280g 植物系
フェネチルアミン系の化学構造を有する物質のうちMDMA等が麻薬に指定されている。
トリプタミン系の化学構造を有する物質のうちサイロシン、5-MeO-DIPT等が麻薬に指定されている。

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