平成18年2月10日
照会先 厚生労働省医薬食品局
食品安全部監視安全課
桑崎監視安全課長
道野輸入食品安全対策室長
担当 蟹江(内線2455)
代表 03-5253-1111

米国から輸入された牛肉の自主調査結果について


 趣旨及び概要
 すでに輸入された米国産牛肉については、これまでの強化された輸入時検査や査察の結果により輸入条件の遵守を確認してきた。
 成田空港におけるせき柱を含む子牛肉の発見事例を踏まえ、念のため、すでに輸入手続を終了したせき柱周囲の部位である可能性がある米国産牛肉(国内に流通したものも含む)について、せき柱が含まれていないか、関係する10都県等を通じ、26輸入業者に対し調査を要請した。

 方法及び結果
 調査は輸入手続が終了した730.1トンのうち、衛生証明書によりせき柱周囲の部位が含まれる可能性がある575.1トンを調査した。(155トンについては、モモ肉、横隔膜等であることが確認されたため除外。)
 各輸入業者は575.1トンについてカートン表示等を確認して、(1)232.0トンについてはモモ肉等であることが確認され除外、(2)せき柱周囲の部位と確認された249.7トンについて開梱して個々の牛肉を確認した結果、計481.7トンについては、せき柱の混入は認められなかった。
 また、すでに販売済みの米国産牛肉に関し、せき柱混入に係る情報を関係都県等、各輸入業者に対して調査したが、そうした情報はないことが確認された。

(単位:トン)
せき柱周囲の部位である可能性があるとして調査を要請した重量 せき柱の混入が認められなかったもの 流通経路における開梱等により、由来するロット確認ができなかったもの
  せき柱周囲以外の部位
(表示等確認)
せき柱周囲の部位
(現物確認)
575.1
(100%)
481.7
(83.8%)
232.0
(40.3%)
249.7
(43.4%)
93.4
(16.2%)
(注)  1月20日までに輸入届出があったのは1,496.0トン。
うち765.9トンについては輸入手続が終了していないため未通関。

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