平成18年1月30日
厚生労働省医薬食品局
監視指導・麻薬対策課  光岡(内線2763)
 児玉(内線2762)


違法ドラッグ(いわゆる脱法ドラッグ)の販売業者を
薬事法違反で告発したことについて



 亜硝酸エステル類を含有する違法ドラッグ(いわゆる脱法ドラッグ)「RUSH」等(以下「「RUSH」等」という。)を米国から輸入し、販売を行っていた販売業者について、本日、警視庁に対して薬事法違反で告発を行いましたので、お知らせします。


1. 概要
 (1) 平成17年9月20日、米国から「RUSH」等の製品を輸入し、販売していた「2.」に掲げる販売業者に対して、東京都と合同で薬事法第69条第3項に基づく立入検査を実施し、「RUSH」等を販売することは薬事法違反であることを指摘した上で、販売中止等の指導を行った。
 (2) 同年10月20日、違反等の事実確認のため、当該業者に対して同法第69条第3項に基づく報告命令を発した(報告期限は同年11月4日)。
 (3) 上記指導にもかかわらず、当該業者は「RUSH」等の販売を続け、報告命令にも従わなかったことから、平成18年1月30日、当該業者を薬事法違反(同法第24条第1項及び第55条第2項違反)で警視庁に告発した。

2. 販売業者
 法人名 株式会社リッツ
 所在地 東京都新宿区西新宿5丁目7番1号若月ビル3階

3. 違反の事実
 「2.」に掲げる販売業者は無承認無許可医薬品である「RUSH」等(別紙記載の7製品)を繰り返し他の店舗に販売した。
 薬事法第24条第1項違反(医薬品の無許可販売)
 薬事法第55条第2項違反(無承認無許可医薬品の販売)



(参考)

 ○  違法ドラッグについて

 違法ドラッグとは、麻薬等と同様に多幸感、快感等を高めるものとして販売されている製品であるが、乱用者自身の健康被害の発生にとどまらず、麻薬、覚せい剤等の乱用の契機(ゲートウェイ)となることも懸念されるとともに、犯罪等に悪用されるおそれもあるものである。
 平成17年2月25日付け厚生労働省医薬食品局監視指導・麻薬対策課長通知「いわゆる「脱法ドラッグ」に対する指導取締りの強化について」において、違法ドラッグについては、使用目的に係る標榜ぶり如何に関わらず、事実上、人体への摂取を目的として販売されていると判断される場合には、薬事法上の無承認無許可医薬品に該当し、取締りの対象になる旨を各都道府県等に通知している。


 ○  亜硝酸エステル類を含有する違法ドラッグ「RUSH」等について

 違法ドラッグである「RUSH」等は亜硝酸イソブチル、亜硝酸イソアミル、亜硝酸イソプロピル等を含有する揮発性の液体であり、性的快感を高める等の目的で吸入されている等、青少年を中心に乱用されている実態がある。
 これらは、ビデオヘッドクリーナー等と称してアダルトショップ、インターネット等で販売されている事例が見受けられる。
 亜硝酸イソブチル等は血圧降下作用があり、メトヘモグロビン血症、チアノーゼ、貧血、めまい、動悸、頻脈、虚脱、失神、頭痛、嘔吐、尿失禁、便失禁等の健康被害が危惧される。
 また、大量に摂取することにより、呼吸障害を起こし、死に至ることがある。


 化学構造式

  亜硝酸イソブチル(Isobutyl nitrite)の図
 亜硝酸イソブチル(Isobutyl nitrite)

亜硝酸イソアミル(Isoamyl nitrite)の図
 亜硝酸イソアミル(Isoamyl nitrite)

亜硝酸イソプロピル(Isopropyl nitrite)の図
 亜硝酸イソプロピル(Isopropyl nitrite)




写真



(別紙)

薬事法違反製品
番号 品名
1 RUSH
2 BOLT
3 Liquid Aroma
4 HARD WARE
5 QUICK SILVER
6 ram
7 SEX LINE

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