平成17年11月10日
厚生労働省医薬食品局
監視指導・麻薬対策課  光岡(内線2763)
 児玉(内線2762)


違法ドラッグ(いわゆる脱法ドラッグ)
販売業者に対する立入検査等について



 無承認無許可医薬品である亜硝酸エステル類を含有する「RUSH」等の違法ドラッグ(いわゆる脱法ドラッグ)(以下、単に「違法ドラッグ」という。)をアダルトショップ等に卸売販売していた販売業者に対して、下記のとおり厚生労働省及び東京都が合同で、薬事法に基づく立入検査を行い、必要な措置をとりましたので、お知らせします。


1. 概要
 香川県が薬事法に基づき販売中止等の措置を指導した違法ドラッグ販売業者の仕入先を調査したところ、「2.」に掲げる販売業者が薬事法に違反して、無承認無許可医薬品である違法ドラッグを卸売販売している疑いが強まった。
 このため、11月2日、薬事法第69条第3項に基づく立入検査を実施し、違反製品である22製品について「4.」に掲げる措置を講じた。

2. 販売業者
 店舗の名称 株式会社日暮里ギフト
 所在地 東京都荒川区西日暮里2−40−1

3. 違反の事実
 「2.」に掲げる販売業者は無承認無許可医薬品である違法ドラッグを東京都内の店舗から他の店舗に卸売販売していた。

   薬事法第24条第1項違反(医薬品の無許可販売)
   薬事法第55条第2項違反(無承認無許可医薬品の販売)
   薬事法第68条違反(未承認医薬品の広告)

4. 講じた措置(厚生労働省にて実施)
(1) 店舗内にあった違法ドラッグの廃棄を指導(別紙記載の22製品、839個)
(2) 違法ドラッグの販売の中止、自主回収を指導



(参考)


 ○  違法ドラッグについて
 違法ドラッグとは、麻薬等と同様に多幸感、快感等を高めるものとして販売されている製品であるが、乱用者自身の健康被害の発生にとどまらず、麻薬や覚せい剤等の乱用の契機(ゲートウェイ)となることも懸念されるとともに、犯罪等に悪用されるおそれもあるものである。
 平成17年2月25日付け厚生労働省医薬食品局監視指導・麻薬対策課長通知「いわゆる「脱法ドラッグ」に対する指導取締りの強化について」において、違法ドラッグについては、使用目的に係る標榜ぶり如何に関わらず、事実上、人体への摂取を目的として販売されていると判断される場合には、薬事法上の無承認無許可医薬品に該当し、取締りの対象になる旨を各都道府県等に通知している。


 ○  亜硝酸エステル類を含有する違法ドラッグ「RUSH」等について
 違法ドラッグである「RUSH」等は亜硝酸イソブチル、亜硝酸イソアミル等を含有する揮発性の液体であり、性的快感を高める等の目的で吸入されている等、青少年を中心に乱用されている実態がある。
 これらは、ビデオヘッドクリーナー等と称してアダルトショップ、インターネット等で販売されている事例が見受けられる。

化学構造式

  亜硝酸イソブチル(Isobutyl nitrite)の図
 亜硝酸イソブチル(Isobutyl nitrite)

亜硝酸イソアミル(Isoamyl nitrite)の図
 亜硝酸イソアミル(Isoamyl nitrite)


写真

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(別紙)
薬事法違反製品
番号 品名 数量
1 RUSH 59
2 NITRO 15
3 Formula X 52
4 MAN SCENT 15
5 Liquid Aroma 35
6 PHUCK 12
7 QUICK SILVER 26
8 BOLT 60
9 ram 34
10 HARD WARE 43
11 gayholland 20
12 Z−BEST 56
13 XG5 38
14 CUCKOO’S NEST 34
15 EAGLE 32
16 gaz 75
17 LOCKER ROOM 11
18 cyclone 111
19 COBRAROMA 41
20 Pop’rs 62
21 BRUSH 7
22 Dragon’s Breath 1
  合計 839

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