プレスリリース
平成17年6月9日
厚生労働省
農林水産省

第18回コーデックス連絡協議会の概要

 平成17年6月7日(火)に、第18回コーデックス連絡協議会を開催した。

 会議の概要
 第17回コーデックス連絡協議会(平成17年3月29日)以降に開催された第26回分析・サンプリング法部会、第22回一般原則部会、第37回残留農薬部会、第37回食品添加物・汚染物質部会、第33回食品表示部会、第27回魚類・水産製品部会、第12回生鮮果実・野菜部会について報告がなされ、質疑応答及び意見交換が行われた。また、今後開催が予定されている第28回コーデックス総会について、その概要、検討議題等を説明し、また、その他の議題として、バイオテクノロジー応用食品特別部会について、質疑応答及び意見交換が行われた。

 主な意見等
(1)最近のコーデックスの活動状況について
報告内容について以下のような説明、質疑応答及び意見交換が行われた。
(1) 第26回分析・サンプリング法部会
 ・分析結果を行政に活用するための具体的なガイドライン(測定の不確かさ、回収率、有効数字など)について
 ・GMO検出法と同定法の規準に関する審議の進捗状況について
 ・国内での不確かさ、回収率、有効数字などの取り扱いについて

(2) 第22回一般原則部会
 ・国際貿易における倫理規範の議論に対する我が国の考え方について
 ・加盟国政府を対象としたリスク分析原則文書策定の必要性と記載内容(リスク評価指針、予防措置の位置づけ等)について

(3) 第37回残留農薬部会
 ・基準値は設定されていないが、食品中に存在する可能性のある農薬の分析について
 ・今回検討された残留農薬基準案と我が国においてポジティブリスト制度で作成中の暫定基準との関係について

(4) 第37回食品添加物・汚染物質部会
 ・食品添加物の使用基準策定に対する我が国のスタンスについて
 ・植物たんぱく質酸加水分解物及びそれを含む食品中の3-MCPDの基準値原案の検討過程について
 ・クロロプロパノールなど、新たに検討対象となった物質に関する消費者への情報提供について
 ・精米におけるカドミウムの最大基準値案に関する部会での討議内容について
 ・メチル水銀に関する魚食のリスクとベネフィットの定量的な評価に対する要望について

(5) 第33回食品表示部会
 ・遺伝子組換え食品の表示対象の範囲、義務または任意表示の考え方について

(6) 第27回魚類・水産製品部会
 ・活及び生鮮二枚貝類製品、急速冷凍ホタテ貝柱製品の規格について

(7) 第12回生鮮果実・野菜部会
 ・リンゴのコーデックス規格策定にあたり検討すべき事項について

(2)今後のコーデックスの活動状況について
主な議題の説明が行われた。

(1) 第28回コーデックス総会
 ・ステップ8及び5/8、ステップ5、新規作業、作業中止になる事項について

(3)その他
(1) バイオテクノロジー応用食品特別部会について
 日時・場所についての情報提供、及び日本政府コメント作成の経緯、日本政府の対応等についての意見交換が行われた。

 次回会議の予定
 第19回コーデックス連絡協議会は平成17年8月30日(火)に開催予定。

【問い合わせ先(注:配布資料は厚生労働省のみ)】
 厚生労働省医薬食品局食品安全部企画情報課
  食品国際企画調整官 梅田 珠実
  担当: なばえ
難波江(電話:03-5253-1111 内線2407)
 農林水産省消費・安全局消費・安全政策課
  国際室長        小川 良介
  担当: みやざこ
宮廻
(電話:03-3502-8111 内線3082)
((直)03-5512-2291)

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