平成17年4月8日(金)
(照会先)
 厚生労働省医薬食品局血液対策課
  課長補佐 中山(内2905)
  03-3595-2395(直通)

国内初の変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)
患者の献血歴について


 標記については、平成17年3月31日の薬事・食品衛生審議会血液事業部会運営委員会・安全技術調査会合同委員会において、日本赤十字社による献血歴の調査結果を提示したところであるが、その後CJDサーベイランス委員会における調査結果がまとまったので、血液事業部会運営委員会委員と相談のうえ、当該調査の概要をその評価も含めて以下の通りお知らせします。

 調査方法
 平成17年2月4日に今回の患者をvCJDの確実例と判断して以降、献血歴の有無を確認するため、以下の調査を実施した。
(1) 御家族へのヒアリング調査及び医療機関への診療録調査(CJDサーベイランス委員会調べ)
(2) 日本赤十字社における献血歴の調査

 調査結果
(1) 御家族へのヒアリング調査及び医療機関への診療録調査結果
 CJDサーベイランス委員会から「御家族に確認した限りでは献血していたという記憶はなく、掛かっていた医療機関からは献血していたとする記録は検出できなかった。」との報告を受けている。
(2) 日本赤十字社における献血歴調査
 平成17年3月31日の薬事・食品衛生審議会血液事業部会運営委員会・安全技術調査会合同委員会において、日本赤十字社から以下の報告を受けている。
 「当該患者様が居住されていたところの赤十字血液センターに保管されていた1990年(平成2年)以降の記録を調査したところ、当該患者様が献血した記録はありませんでした。」

 評価
 御家族及び医療機関への調査結果並びに日本赤十字社による調査結果によると、当該患者が英国等から帰国して以降の献血歴がないということが確認された。

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