連絡先大臣官房総務課管理係 市川、市原
代表5253−1111 内線:7112
直通3595-3036

平成17年3月21日17時00分現在

福岡県西方沖を震源とする地震による
被害状況及び対応について(第3報)

厚生労働省


 厚生労働省における対応
 ・3月20日(日)12時30分 厚生労働省災害対策本部を設置
 ・政府合同情報先遣チームに厚生労働省からも担当官を派遣
 ・厚生労働大臣が福岡市内の避難所を訪問(3/21)

 厚生労働省関係の災害情報及び対応状況
 (1) 災害救助法の適用(都道府県が決定する。)
 福岡県福岡市[フクオカケンフクオカシ]  (3月20日)

<参考>
 これまで、避難所の設置、炊き出し等の措置を講じている。

 (2) 医療活動関係
 ・広域災害救急医療情報システム運用中。
 ・国立病院機構災害医療センター(医療チーム)編成を完了。
 ・日本赤十字社福岡支部(救護班)編成を完了。
 ・日本赤十字社福岡支部において、救護班1個班を玄界島へ派遣(3/20 15:37到着、診療開始)。医師1名、看護師1名、主事1名が避難者に付き添い、玄界島から船舶で福岡赤十字病院へ帰還(3/20 16:43)。
 ・九州医療センター、福岡東医療センターにおいて、26名の患者を受け入れ(3/20 17:35)。
 ・九州医療センターについては、院内に対策本部を設置し、医療チーム派遣についても対応可能な体制を整備。
 ・大阪医療センターについても、要請があれば医療チームを派遣することのできる体制を整備。
 ・玄界島の島民(445名 21日 0:30現在)の避難場所である、九電記念体育館において救護所を設置し、医療を実施し、保健師も活動中(20日の夜から)。

 (3)人工透析関係
 ・福岡県内で1か所の透析医療機関が透析不能であるが、既にバックアップ体制はとられているとのこと(3/21 10:40)。また、佐賀県、長崎県及び大分県についても確認したところ、被害の報告無し。
 ・福岡県、佐賀県、長崎県及び(社)日本透析医会あて災害時の人工透析の提供体制及び難病患者等への医療確保体制について事務連絡を送付(3/20 15:20)。

 (4) 物資調達関係
 (日本赤十字社)
 ・福岡県支部において、毛布100枚、日用品セット100セットを新宮町へ搬送(3/20 15:15)
 ・福岡県支部において、毛布700枚を玄界島へ搬送。玄界島島民全島避難に伴い、搬送先を九電記念体育館へ変更(3/20 15:30)
 ・熊本県支部において、毛布1,000枚を福岡県支部へ搬送(3/20 16:00)
 ・宮崎県支部において、日用品セット800セットを福岡県支部へ搬送(3/20 16:55)
 ・福岡県支部において、毛布150枚を九電記念体育館へ搬送(3/20 17:00)

 (5) 地域保健関係
 ・福岡県、長崎県、佐賀県、福岡市及び北九州市に確認したところ、現在までに確認できている範囲では、地域保健関係で特段の応援要請は無し。

 (6) 厚生労働省関係施設
(1)水道施設関係(3/21 15:00現在
3県において断水被害を確認。
福岡県福岡市西区玄界島 断水戸数 243戸(復旧作業中)
 〃 東区志賀島地区 断水戸数 103戸(うち78戸復旧済み)
 〃 博多区,中央区,西区 断水戸数 26戸(復旧済み)
 〃 福津市 断水戸数 5戸(  〃  )
佐賀県武雄市 断水戸数 13戸(  〃  )
 〃川副町 断水戸数  60戸(  〃  )
 〃千代田町 断水戸数 80戸(  〃  )
大分県中津市 断水戸数 8戸(  〃  )

現在断水戸数  268戸 (総断水戸数 681戸)

(2)医療施設施設関係(3/21 10:00現在)
福岡県 51施設(ガラス破損、水漏れ等)
佐賀県 2施設(水漏れ等)

(3)社会福祉施設関係(3/21 10:00現在)
老人福祉施設 29施設(外壁の亀裂等)
障害福祉施設 20施設(建物にひび、亀裂等)
児童福祉施設 34施設(ガラス破損、駐車場のひび等)

(4)保健衛生施設(3/21 10:00現在)
福岡県 5施設(外壁の亀裂、落下等)
佐賀県 1施設(駐車場のひび等)

 (7)高齢者、障害者等の要援護者への緊急的対応
 ・避難生活が必要となった高齢者、障害者等の要援護者については、旅館、ホテル等の避難所としての活用や緊急的措置として社会福祉施設への受入を行って差し支えない旨を、福岡県及び福岡市に事務連絡を送付。(3/20)

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