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厚生労働省発表
平成16年5月25日(火)
担当 労働基準局労災補償部補償課
職業病認定対策室
 室長 小池廣治
 室長補佐 黒谷 一郎
電話 5253−1111(内線5569)
夜間直通 3502−6750

脳・心臓疾患及び精神障害等に係る労災補償状況(平成15年度)について


 今般、平成15年度の「脳血管疾患及び虚血性心疾患等(「過労死」等事案)の労災補償状況」及び「精神障害等の労災補償状況」がまとまった。

 脳・心臓疾患の労災補償状況(別添資料(PDF:100KB)のとおり)

(1) 請求件数は705件であり、前年度に比べ114件の減少(13.9%減)。
(2) 認定件数は312件であり、前年度に比べ5件の減少(1.6%減)。

 精神障害等の労災補償状況(別添資料(PDF:100KB)のとおり)

(1) 請求件数は438件であり、前年度に比べ97件の増加(28.4%増)。
(2) 認定件数は108件であり、前年度に比べ8件の増加(8.0%増)。

 認定事案に係る請求から認定までの平均処理期間

(1) 脳・心臓疾患の平均処理期間は8か月で、前年度に比べ3か月短縮。
(2) 精神障害等の平均処理期間は10か月で、前年度に比べ4か月短縮。


 脳・心臓疾患及び精神障害等の請求事案については、業務上外の判断が相当に困難で、判断のための調査事項が多岐にわたり、調査に要する期間も事案ごとに異なること等から、行政手続法に基づく標準処理期間を定めていない。
 しかしながら、厚生労働省では、これまで処理期間の短縮に努めてきたところであるが、平成16年度の地方労働行政運営方針において、これら脳・心臓疾患及び精神障害等の請求事案について6か月以内の処理を目指すことと指示しており、今後とも、より一層の迅速・適正な労災認定に努めていくこととしている。


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